マレーシアのパッケージ印刷会社が、
再び最先端のハイデルベルクの生産テクノロジーに投資

07/30/2021

  • 力強い成長予測を示すマレーシアのパッケージ市場
  • コロナウイルスパンデミックが折り箱の生産を後押し

マレーシアのパッケージ市場は近年力強く成長しています。2019年から2024年の年間成長率は3.8%と予測されており、中でも折り箱の市場は一番の成長の源となっています(出典:グローバルデータ)。

コロナウイルスパンデミックは、この成長にさら拍車をかけています。医療品、マスク、手袋用のパッケージには、特に旺盛な需要があります。この成長こそマレーシアのパッケージ印刷会社に最先端の生産技術への投資を促しています。これらの印刷会社はハイデルベルグの最新の枚葉オフセット技術、特に上海のハイデルベルグの拠点で製造された印刷機に信頼を寄せています。

ペルセタカン・コンタ社の完全なシステム
ヴィヴァール社は、パッケージ印刷に投資
ティオンタット社の7台のスピードマスタープレス
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太田 一彦
デジタルマーケティング部 Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7260

マレーシアのパッケージ印刷会社が、
再び最先端のハイデルベルクの生産テクノロジーに投資

07/30/2021

マレーシアのパッケージ市場は近年力強く成長しています。2019年から2024年の年間成長率は3.8%と予測されており、中でも折り箱の市場は一番の成長の源となっています(出典:グローバルデータ)。

コロナウイルスパンデミックは、この成長にさら拍車をかけています。医療品、マスク、手袋用のパッケージには、特に旺盛な需要があります。この成長こそマレーシアのパッケージ印刷会社に最先端の生産技術への投資を促しています。これらの印刷会社はハイデルベルグの最新の枚葉オフセット技術、特に上海のハイデルベルグの拠点で製造された印刷機に信頼を寄せています。

ペルセタカン・コンタ社の完全なシステム

ペナン州の北ペライに拠点を置くペルセタカン・コンタ社は、長年にわたる信頼性の高い技術と模範的なサービスによって、忠実なハイデルベルグのお客様となっています。

約6年前、ペルセタカン・コンタ社は古いスピードマスターCD102を、ハイデルベルグのドイツ、ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場で製造されたコーティングユニット付きの新しいスピードマスターの4色機に入れ換えました。さらに2017年には、中国で製造されたスピードマスターCD102-5+Lを増設。そしてわずか1年後に、次の投資として、上海工場で製造されたスピードマスターCD102-4+Lを選択しました。

この3台目の枚葉オフセット印刷機と並行して、ペルセタカン・コンタ社はダイアナアイ55オフライン検査システムも発注しました。このシステムは、完成した折り箱のブランクを毎分300メートルの速度で品質検査します。高解像度のカメラ技術は、印刷画像と書体のエラーを特定するだけではなく、コーティングされたパッケージ、ブラインドおよびホイルのエンボス加工、ホログラムの光沢レベルも分析します。

OCR (光学式文字認識) 機能は、誤った文字、句読点、アクセント記号、および小数点を検出します。2020年にはマスターワークのダイアナアイ55に加えて、2番目の同一の検査システムと、プリネクトプロダクションマネージャーパッケージングワークフローを備えたスープラセッター106 CtPプレートセッターが導入されました。

ヴィヴァール社は、パッケージ印刷に投資

ヴィヴァール社は1985年に設立されました。最初の1年半、同社の主な専門分野は書籍の生産でしたが、2010年、急速に成長しているパッケージ市場に成長の機会を見い出しました。そして、フレキシブルパッケージングセグメントに投資した後、折り箱生産に移行し、公式にパッケージ部門を設立し、ハイデルベルグのスピードマスターCX 75-5+Lに投資しました。

コーティングユニットを備えたこの5色の枚葉オフセット印刷機は、商業印刷の仕事にも、高品質のパッケージの仕事にも同様に適した設計原理に基づいて堅牢に構築された印刷システムをヴィヴァール社に提供しました。「スピードマスターCX75-5+Lの主な機能は、迅速かつ簡単な仕事替え、優れた印刷結果、そして高い生産能力です。」と、ヴィヴァール社のマネージングディレクター、コックウァイ氏は述べています。

スピードマスターCX75が稼働を開始してからわずか1ヶ月後、ヴィヴァール社は次の大きな投資を行い、ハイデルベルグにスピードマスターCD102-5+Lを発注しました。上海で製造されたコーティングユニットを搭載した70×100サイズの5色印刷機の契約は、2020年11月に調印され、2021年3月には稼働を開始しました。

書籍の生産はヴィヴァール社の重要な礎であり続けていますが、コックウァイ氏は急速に成長している折り箱市場への参入は正しい決定だったと主張しています。彼の会社の売り上げは昨年COVID-19のために大幅に減少しましたが、彼は2021年について楽観的です。「私たちが見ているように、パッケージ生産は今後数年間で当社の発展を形作る大きな成長の可能性を提供します。」と、彼は言います。

ティオンタット社の7台のスピードマスタープレス

ティオンタット社の印刷部門には、6台のスピードマスターCD102とスピードマスターXL105があります。生産性向上のために、その多くがかさ上げされた印刷機です。最新のスピードマスターCD102-5+Lは、会社にとっては3番目のスピードマスター印刷機で、ハイデルベルグの上海工場で製造された機械です。2020年7月に稼働を開始しています。プリネクトプロダクションは、生産はボリュームに基づいてワークフローを制御し、CtPはスープラセッター106をティオンタット社は使用しています。

2018年から、マスターワーク社の2つのイージーマトリックス106 CS (断裁およびストリッピング) ダイカッターが後工程部門で稼働しています。「私たちは、装置の信頼性とハイデルベルグとのチームワークに非常に感謝しています。結果、ハイデルベルグの技術を繰り返し選択しています。」と、そのリーダーシップの資質を評価され、いくつもの賞を受賞しているマネージングディレクターのタン・ジョック・ホン氏は言います。

ティオンタット社の生産は、1993年に広さ約130平米の土地で1台の中古機を使って始まりました。現在、それは総面積8,000平米近くにまでに拡大し、マレーシア最大のパッケージ印刷会社の1つとなっています。衛生手袋のパッケージが、その主要な市場です。

ティオンタット社は市場のリーダーであることを誇りに思っており、タン・ジョック・ホン氏が認識したように需要は高まっています。「2020年、パンデミックの真っ只中で、私たちは枚葉オフセットの生産能力を拡大することに決めました。」と、このステップは適切なタイミングの正しい決断だったと振り返り、同社が再びハイデルベルグから優れたアドバイスとサポートを得たことを強調しました。

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太田 一彦

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