お客様事例

PSOユーザー事例 - 株式会社タナックス -

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オフセット印刷の国際規格PSOを認証取得して1年
ハイデルベルグのプリネクトワークフローで顧客満足度のさらなる向上を達成した株式会社タナックス
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世界的な日用品メーカーP&G社が、約75,000社のサプライヤーや代理店の中から戦略的なグローバルパートナーを表彰する
"今年のビジネスパートナートップ8社"に選ばれた株式会社タナックス様。
昨年PSOを取得してから約1年。プリネクトワークフローの導入によって、品質向上、低価格化、短納期対応はもちろん、
顧客とのコミュニケーションをより一層強化されている様子を、同社の大﨑一彦取締役にお伺いしました。

顧客満足を第一に考えて、社内一貫生産体制を構築

株式会社タナックス(代表取締役社長:田中慶治氏)は、POPなどの店頭販売促進ツールから、クレダンをはじめとする産業用包装/梱包資材、さらには一般商業向けパッケージ製品まで、「紙」をベースとした幅広い製品とサービスを手がける総合クリエイティブ企業です。京都市下京区に本社を構え、全国に13の支店/営業所、7つの工場を擁し、現在では企画開発から製造まで一貫した生産体制を社内に構築しています。長年にわたって外注してきた製版工程の内製化を模索しはじめたのは、2008年9月のリーマンショック以降のことでした。世界的な金融危機で業界全体が冷え込むなか、大規模な設備投資に踏み切ろうとした理由について、同社の取締役執行役員である大﨑一彦氏は「活気を取り戻したかった」と語っていますが、その背景には顧客満足を第一に考える同社の企業姿勢がありました。
同社が手がける商品POPなどは非常にシビアな色再現が求められます。しかし、本刷りと同じ紙とインキを使用した平台校正であっても、色校とまったく同じ色を本刷りで再現するには大変な労力がかかります。オペレータの技量や気分に左右される場合もあるでしょう。大﨑取締役もまた、立ち会い検査で多くのお客様が口にする「勉強になった」という言葉が気になっていました。本刷りの結果に100%満足しているのではなく、「我慢しているのではないか」「口にできない不満があるのではないか」と感じていたからです。こうした色再現の不満を解消するため、プリプレスからプレスまでハイデルベルグのプリネクト製品を導入して、オフセット印刷の一貫したワークフローを構築することを役員会で決定しました。「プリネクトワークフローによる一貫したカラーマネジメント環境が構築できれば、お客様のこうした不満は確実に解消できると考えました」と大﨑取締役は導入の真の目的を語っています。

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プリプレス環境を整備しPSO認証を取得

こうして2011年春には菊倍判対応のサーマルCtP「スープラセッター145」を中心に、面付け、カラーマネジメント、JDF対応のPDFワークフローシステム、プリプレス/プレス工程の管理システムまでハイデルベルグのプリネクト製品を全面的に導入して、一貫したカラーマネジメント環境を構築しました。そして印刷機も四六判4色機2台に代えて、ハイデルベルグの菊倍判(106×145cm)6色UV印刷機「スピードマスターXL145-6+L UV」の導入を決めました。この印刷機が本格稼働するまでに、新しいプリプレスワークフローの安定性と信頼性をさらに高めるため、印刷プロセスの標準化を定めたPSO(Process Standard Offset)の認証取得も目指しました。PSO認証とは、印刷の標準化に関するドイツの研究・認証機関FOGRAが実施している認証制度で、取得すると国際規格であるISO12647に則った標準印刷が行えると国際的に認められる制度です。同社の認証取得に際してはPSOの認証パートナーであるハイデルベルグ・ジャパン株式会社のコンサルティングチームがサポートしました。「色を数値管理できれば、オペレータの技量に左右されることなく、つねに安定した色再現が可能になり、お客様にも納得していただけると考えました。ハイデルベルグ・ジャパンのサポートのおかげで、2011年10月には無事、PSOを認証取得できました」と大﨑取締役は語っています。

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色を数値管理することで、顧客とのコミュニケーションを強化

製版工程の内製化によって、同社のワークフローは劇的に変化しました。従来はCtP出力した刷版で平台校正を行い、修正があれば再度、刷版を出力して印刷を行っていました。今ではICCプロファイルによって色管理されたインクジェットプルーファーでカラープルーフを出力し、顧客の最終確認を得た後、印刷直前に刷版を出力します。従来工程では修正のたびに刷版を出力しなくてはなりません。新しいプリネクトワークフローなら、たとえ修正があっても、インクジェットプルーフを再出力するだけです。刷版出力の手間と費用が大幅に抑えられ、リードタイムも大きく短縮しました。低価格化と短納期対応、環境性能の向上は、顧客にとっても大きなメリットとなりました。それだけではありません。色修正など顧客の要望に対して、タナックス社内の製版スタッフが責任を持って対応するようになったため、顧客とのコミュニケーションが格段に向上しました。色を数値管理することで、色評価の基準が明確となったのです。またクレームも本格運用から半年間でわずか2件と激減しました。しかもそのうちの1件はオペレータのミスでした。製品の色味を目視で判断してインキつぼを調整した結果、他の部分に影響を与えてしまったのです。別々に刷ったパーツを組み立てて完成するPOP製品では、キービジュアルの見た目だけでなく、ベースとなる色も各パーツで同じでなくてはなりません。さらに長期間にわたって市場に出回る商品パッケージは、つねに初版と同じ色が求められます。その時々で色が異なることは許されません。今後、オペレータの意識改革が徹底すれば、こうしたトラブルもより一層削減できると考えられます。

新しいプリネクトワークフローの導入によって、同社は大きな成果を得ました。今回の設備導入に間違いがなかったことを大崎取締役も確信しています。

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「ハイデルベルグと契約するちょうどその日に、お客様から電話で相談を受けたことを今でも鮮明に思い出します。それは従来の平台校正をインクジェットプルーフに代えられないかという内容でした。この瞬間、私たちの考えに間違いがないことを確信しました」契約調印から設備導入、本格運用まで、オペレータ教育やPSO認証取得を含めて多くの手間と時間がかかりましたが、顧客満足を第一に考える同社にとって、今回の設備導入とPSO認証取得は最良の選択肢となりました。今後は地方営業所にもプルーファーを設備して、顧客サービスをさらに高めてゆきたいと考えています。

【企業プロフィール】
株式会社タナックス
代表取締役社長 田中慶治
本社所在地:京都市下京区五条通烏丸東入松屋町438番地
TEL:075-361-2000(代)
URL: http://www.tana-x.co.jp/

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