ハイデルベルグの高効率のソリューションへ投資する北米のパッケージ印刷会社

12/03/2020

  • 新型コロナウィルス感染症拡大の中、印刷会社はハイデルベルグとのパートナーシップをさらに強化
  • プリプレス、プレス、ポストプレス、ソフトウェア、印刷必需品、サービスのすべてが単一のソースから
  • シームレスな色の一貫性を実現するオフセットとデジタルテクノロジーの組み合わせが高い柔軟性を可能に

パッケージ印刷のトレンドは明らかです。小ロット化、パッケージのバリエーションの増加、消費者の目を引く加工など、これらすべてが短納期あるいは持続可能性への要求の下に行われています。特殊なアプリケーションや完璧な生産への要求によって生じる複雑性も増してきています。パッケージ印刷会社は、コロナウィルス感染症が進行する中、費用対効果の高い方法でどのように対応できるでしょうか。

この問いへの答えを求めて、北米のパッケージ印刷会社は今、費用対効果の高い生産をするためにハイデルベルグが提案するソリューションへの投資を増やしています。「2020年3月にCovid-19感染拡大が始まって以降、北米のパッケージおよびラベル印刷会社は、食料品店や薬局のパッケージ商品への需要の高まりを背景に、後退する景気に対して強い回復力を見せています。これらの印刷会社の多くは、危機の間にも成長し、ハイデルベルグの新しい機械やワークフローへの投資を検討し、実際に短期間に投資を実行しました」と、ハイデルベルグアメリカ社長フェリクス・ミュラーは説明します。「私たちは、この要求の厳しいセグメントに、単なる機械とソフトウェア以上のものを提供しています。北米の印刷業界で最大かつ信頼性の高いサービスネットワークにより、現在の困難な時期においてもお客様の稼働を維持できるように支援しています。さらに、私たちの「プリントサイトコントラクト」とカスタマイズしたライフサイクルソリューションにより、お客様と共にOEEを改善し、またお客様が将来にわたって成長し続け、より収益性を高められるよう支援しています」

ハイデルベルグはすでにパッケージ印刷機の世界最大のサプライヤーです。2019/2020会計年度における枚葉オフセット印刷機の売上の半分がこのセグメントから生まれています。ハイデルベルグは最大の競合他社が販売している印刷ユニットの総数と、ほぼ同じ数の印刷ユニットをパッケージ市場のみで販売しています。MKマスターワーク社との長期的なパートナーシップにより、革新的な後加工機がパッケージ印刷のポートフォリオに加わっています。

前準備時間の短縮と高稼働率で大成功
顧客の需要の高まりに伴うコロナ禍での成長
「スマートファクトリー」が商品棚のパッケージを引き立てる
最適化されたプロセスがポストプレスのボトルネックを解消
オフセットとデジタルの連携が高い柔軟性を実現
その他情報
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太田 一彦
デジタルマーケティング部 Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7260

ハイデルベルグの高効率のソリューションへ投資する北米のパッケージ印刷会社

12/03/2020

パッケージ印刷のトレンドは明らかです。小ロット化、パッケージのバリエーションの増加、消費者の目を引く加工など、これらすべてが短納期あるいは持続可能性への要求の下に行われています。特殊なアプリケーションや完璧な生産への要求によって生じる複雑性も増してきています。パッケージ印刷会社は、コロナウィルス感染症が進行する中、費用対効果の高い方法でどのように対応できるでしょうか。

この問いへの答えを求めて、北米のパッケージ印刷会社は今、費用対効果の高い生産をするためにハイデルベルグが提案するソリューションへの投資を増やしています。「2020年3月にCovid-19感染拡大が始まって以降、北米のパッケージおよびラベル印刷会社は、食料品店や薬局のパッケージ商品への需要の高まりを背景に、後退する景気に対して強い回復力を見せています。これらの印刷会社の多くは、危機の間にも成長し、ハイデルベルグの新しい機械やワークフローへの投資を検討し、実際に短期間に投資を実行しました」と、ハイデルベルグアメリカ社長フェリクス・ミュラーは説明します。「私たちは、この要求の厳しいセグメントに、単なる機械とソフトウェア以上のものを提供しています。北米の印刷業界で最大かつ信頼性の高いサービスネットワークにより、現在の困難な時期においてもお客様の稼働を維持できるように支援しています。さらに、私たちの「プリントサイトコントラクト」とカスタマイズしたライフサイクルソリューションにより、お客様と共にOEEを改善し、またお客様が将来にわたって成長し続け、より収益性を高められるよう支援しています」

ハイデルベルグはすでにパッケージ印刷機の世界最大のサプライヤーです。2019/2020会計年度における枚葉オフセット印刷機の売上の半分がこのセグメントから生まれています。ハイデルベルグは最大の競合他社が販売している印刷ユニットの総数と、ほぼ同じ数の印刷ユニットをパッケージ市場のみで販売しています。MKマスターワーク社との長期的なパートナーシップにより、革新的な後加工機がパッケージ印刷のポートフォリオに加わっています。

前準備時間の短縮と高稼働率で大成功

マクリーンパッケージング社は、食品、高級化粧品、香水などの有名ブランドの折り箱を生産しており、ニュージャージー州のムーアズタウンにある生産拠点に、Push to Stopテクノロジーを搭載したスピードマスターXL106-8+LYY-1+Lを導入しました。同社は、50年以上ハイデルベルグの印刷機を購入していなかったにも関わらず、前準備時間を短縮するための高度な自動化と革新的なテクノロジー、幅広い素材を処理する柔軟性、そして、高品質の色管理という3つの理由からスピードマスターXL106を採用しました。

スピードマスターXL106が生み出す高品質に加え、マクリーンパッケージング社はハイデルベルグのシステムサービスチームのサポートと専門性に感銘を受けています。同社は、印刷機を購入する際に、プレディクティブモニタリングとサフィラ印刷必需品の契約締結をしました。プレディクティブモニタリングは、機械に問題があると思われるときに、アクティブにアラートを送信します。マクリーン社は11か月間、このサービスを必要とせずに稼働しています。

マクリーンパッケージング社は1961年に設立され、高品質パッケージの生産で有名です。3カ所の生産拠点で200名以上の従業員を擁しています。

https://www.mcleanpackaging.com/

顧客の需要の高まりに伴うコロナ禍での成長

新型コロナウィルス感染症拡大が始まって以来、カナダ、オンタリオ州リッチモンドヒルを拠点とするE.B. Box社は、食料品の陳列棚を自社製品で満たしたいという顧客からの大量の注文と短納期へのさらなる要求に対応しています。2020年2月にE.B. Box社に設置されたPush to Stopテクノロジー搭載のスピードマスターXL106-6+Lとプリネクトプロダクションマネージャーは、シフトごとに稼働率を約50~60%増加させ、これ以上は無いというほどの成長を遂げました。高度に自動化された機械は短納期も実現します。

新しいスピードマスターXL106は、競合の印刷機との入れ替えです。事業開発部門責任者イルファン・ラジャバリ氏は、毎時18,000枚の高速生産が可能なスピードマスターXL106を選択するのは比較的簡単な決断だったと振り返ります。「会社の成長を考慮して、お客様の期待に確実に応える技術に投資する必要がありました。私たちはマーケットリーダーになりたいと思っていますので、市場をけん引するハイデルベルグに投資しました」

E.B. Box社は、プリネクトプロダクションマネージャーへの投資も決断しました。これにより印刷機の性能が引き出され効率性が最大化されます。プリプレスからプレス、さらにそれ以降のプロセスのシームレスな統合が実現します。サブスクリプション形式のプリネクトによって、E.B. Box社は、すべての修正やアップデートのテクニカルサポートを受けることができ、プリネクトは常に更新され最新の状態になっています。まだ同社は最近、プリネクトカスタマーポータルに登録しました。これにより、顧客とのオンラインでのやり取りが可能になり、仕事の承認あるいは追跡に関する効率がさらに向上します。

http://www.ebbox.com/

「スマートファクトリー」が商品棚のパッケージを引き立てる

パッケージ業界で80年以上の経験を持つベルウィック社は、プレミアムブランド及び、製薬・ヘルスケア市場のリーダーとして認められており、世界のトップブランドに独自の、そして持続可能なパッケージを提供することに重点を置いています。

オンタリオ州トロントに本拠地を置き、オンタリオ州オーウェンサウンドとブリティッシュコロンビア州ラングリーに拠点を構える同社は、イノベーション、高品質、優れた顧客サービスという3つの指針を掲げています。

この目的を達成するために、ベルウィック社は最近、トロントの本拠地にPush to Stopテクノロジーを搭載したスピードマスターCX102-8+LY-1+Lを設置しました。このスピードマスターCX 102は、過去18ヵ月で2台目になります。印刷機は2台とも、プリネクトワークフローを介して統合されており、「スマートファクトリー」に移行するというベルウィック社のビジョンを支えています。また、ベルウィック社はオーウェンサウンドの生産拠点に新しいダイアナイージー フォルダーグルアーを設置しました。

「私たちは、お客様の仕事の種類や実際の要求についてハイデルベルグと話し合いました。私たちは共に新しいスピードマスターCX102を設計しました。この印刷機は、9色と2種のコーティングを毎時16,500枚の速度で印刷する独特の機械です」と、テクニカルサービス・イノベーションディレクターのジェリー・マルファラ氏は述べています。同社の印刷機は、この種の印刷機としてはカナダで最長です。「この多額の投資により、私たちはお客様に、商品棚で目を引く唯一無二のパッケージを提供します。競争の激しい市場であり、お客様は競合との差別化の機会を求めています」とベルウィック社社長ジョン・マクヴィー氏は述べています。

ベルウィック社がプリネクトワークフローの統合から得ている利益はほかにもあります。それは、指先一つの操作で利用可能な大量の生産データです。同社は、印刷機の37個のデータポイントからデータを収集し、ビジネスインテリジェンスを使用して各仕事の成果を評価しています。「これらのデータを予測し、将来の改善に役立てることができます」とベルウィック社オペレーション副責任者エイプリル・バーク氏は述べています。

https://bellwyck.com/

最適化されたプロセスがポストプレスのボトルネックを解消

デジタルカラーコントロール社(DCC)は、最近スピードマスターXL106を導入しましたが、ポストプレス分野が印刷機の高速生産に追いつくことができず、ボトルネックへの対応が課題になっていました。ニュージャージー州マウンテンサイドにあるDCC社は、全体のスループットを向上させるためにイージーマトリックス106CSとダイアナイージー115を各一台導入しました。

DCC社は、製薬、ファッション、食品業界の顧客向けに商業分野の商品を生産しています。しかし、新型コロナウィルス感染症の拡大以降、印刷会社の仕事の多くはパッケージへと移行しています。「私たちは昨年、ポストプレスのボトルネックを解消しなければならないと判断しました。イージーマトリックスとダイアナイージーは、ボトルネックを解消し、また私たちがパッケージセグメントでさらに成長するのに役立っています」と、生産部門副責任者ジム・ダレッサンドロ氏は述べています。

2020年8月に導入されたイージーマトリックス106CSは、既設のバリマトリックス打ち抜き機を補完します。DCC社は、新しいダイアナイージー115を使用してポストプレスの製函部門のスループットを向上させました。イージーマトリックスと合わせて設置することで、ダイアナイージーはオペレータにも使いやすい仕様になっています。

「ハイデルベルグは、他社が真似できない高度な専門性を持っており、販売からテクニカルサポートまで、サービスのレベルは卓越しています」と、ダレッサンドロ氏は続けます。

http://www.dccnyc.com/

オフセットとデジタルの連携が高い柔軟性を実現

カリフォルニア州タスティンに本拠地を置くイェボ社は、オンラインパッケージ生産で成功しており、2019年9月に印刷会社を買収して以来、自社で生産を行っています。買収した会社のデジタル印刷機を引き継いだだけではなく、イェボ社は、コスト節約と幅広い印刷素材への対応のためにバーサファイアEPに投資しました。導入したバーサファイアEPの毎月の印刷量が100万を超え、さらに生産能力を拡大する必要があり、2020年5月に2台目のバーサファイアEPを導入しました。バーサファイアEPは2台ともプリネクトプロダクションマネージャーワークフローとDFEを介してスピードマスターXL106に統合されています。バーサファイアEPはイェボ社が商業印刷・パッケージ印刷のどちらにも必要な柔軟性をもたらし、納期の短縮にも貢献しています。

「お客様は、今日オンラインでデータを送信すれば、明日にはバーサファイアで印刷したプロトタイプを受け取ることができます。お客様がプロトタイプを承認すれば、色が一致しているので、ジョブはスピードマスターで印刷されます。商業印刷分野では、スピードマスターで冊子を1,000部印刷して、さらに翌日50部を同じ品質でバーサファイアで印刷することができます。すべてがうまく連携し、お客様に商品を早くお届けできることは、素晴らしいことです」とイェボ社のオーナーであるアンドリュー・トシュ氏は述べています。

イェボ社はジョブの処理にプリネクトDFEを使用しており、プリネクトDFEは完全なワークフローであるプリネクトプロダクションマネージャーに直接統合されています。プリネクトDFEは、オフセット印刷でテスト済みのカラーマネジメントとレンダラーを使用して、生産を自動化および標準化して、優れた効率性を実現します。トシュ氏は、バーサファイアとスピードマスターXL106のジョブフローが簡単であることに満足しており、特にコーティングされた原反のように、様々なテクノロジーを使いながらも一貫した色で生産できることに感銘を受けています。

https://www.customboxesandpackaging.com/

その他情報

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プレスキットは。

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太田 一彦

デジタルマーケティング部

Tel: 03-5715-7374

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