11/06/2020
マルチカラーテクノロジーとスピードマスターXL75アニカラーは、パッケージ印刷会社にとって利益となる組合せ。
ワールドプレミア：世界初公開となった高性能打ち抜き機 マスターマトリックス 106 CSB。毎時最大9,000枚の生産速度で、ポストプレスで最高のパフォーマンスを発揮。
パッケージ印刷のトレンドは明らかです。小ロット化、パッケージのバリエーションの増加、販売時点で目立つための加工など、これらすべてが短納期で行われています。複雑性は特色や完璧な生産の要求によってさらに高まっています。パッケージ印刷会社は費用対効果の高い方法で、どのように対応できるでしょうか。どうすれば、機械のポテンシャルを最大限に発揮して、透明で再現性のある生産を実現できるでしょうか？ハイデルベルグは、これらの課題への答えとなるイノベーションを、10月に開催したイベントで披露しました。
「パッケージ、特に折り箱生産の市場は非常に成長しており、当社のコアビジネスの一部です。私たちの製品ポートフォリオは業界をリードしており、お客様の要求に応えるためにイノベーションを導入しました。お客様のために折り箱生産のプロセスを最適化することは、私たちの企業戦略に不可欠です」と、ハイデルベルグのパッケージセグメント責任者ヨルグ・デンハートは述べています。
ハイデルベルグは、注文および生産データから完成した折り箱まで、パッケージセグメントの顧客要件に対応する革新的かつ個別のソリューションを提供します。プリネクトワークフローは、異なる機械とプロセスを接続し、ナビゲートされた、あるいは自動化された折り箱生産を可能にします。適切に選択されたサフィラ印刷必需品とデジタルサービスが安定した生産環境と機械の最大限の稼働率を実現します。
ハイデルベルグ ユーザーエクスペリエンス （UX）に基づく新たな運用コンセプトは、すべてのフォーマットクラスにおいて、パッケージ印刷をこれまでにないほど簡単にします。スピードマスターCX102では、例えば、この印刷機にはピークパフォーマンスクラスからの革新的なソリューションが採用されており、新しいオペレーションコンセプトを備えています。これにより最新世代のスピードマスターCX102では、ナビゲート印刷による柔軟性が実現されています。すべては、プリネクトスケジューラーを介した効率的な生産計画からスタートします。生産は、同じあるいは類似した特色、原反、抜型ツールを使用した複数の印刷ジョブ用に最適化され、スピードマスターCX102のジョブキューに自動で配置されます。手動による介入は一切ありません。5万以上の印刷ユニットが販売されているスピードマスターCD／CXは市場で最も成功している印刷機であり、パッケージ印刷に最適です。
ウォールスクリーンXLは、個別のプロセスを通じてオペレータをガイドします。インテリスタート3を使用すると、生産中に最大50の仕事替えの準備をすることができます。インテリガイドは、仕事替えの間オペレータをガイドし、前準備の最短プロセスを常に示します。インテリラインは、個別の印刷ユニットあるいはコーティングユニットがどのプロセス段階にあるのかを視覚化し、手動による介入が必要なタイミングと場所を示します。カラーアシスタントプロとウォッシュアシスタントなどのアシストシステムは、継続的な改善のために人工知能を使用しています。正確なインキプリセッティングと最適なウォッシュアッププログラムの選択により、良品の生産が可能な限り迅速に開始されます。これにより損紙とコストが削減されます。リピートジョブでも、迅速かつ確実に設定することができます。インテリランを使用すると、正しい情報が適切なタイミングで、完全に自動で表示されます。プリネクトプロダクションワークフローへデータをフィードバックすることにより、品質レポートを含め、個別のジョブの正確なレポーティングが可能になります。
マルチカラーテクノロジー搭載のスピードマスターXL75アニカラーは、パッケージ印刷会社向けにユニークな組み合せを提供します。アニカラーテクノロジーを使用すると、フォーマットサイズのスクリーンローラーによる高速インキングにより、良品を迅速に得ることができます。インキングユニット設計は、シート全体と稼働全体にわたってインキを均一に供給します。マルチカラーテクノロジーは、4色のプロセスカラーにオレンジ、グリーン、バイオレットを加えた7色を使用することで、非常に多くの特色を再現することができます。これにより、特色を変更する必要がなくなり、仕事替えの時間が短縮されます。Push to Stopの自動運転印刷はパッケージ印刷でも可能です。特別版などのパッケージ印刷の小ロットを非常に経済的に生産することができます。
高度に工業化された折り箱印刷会社向けに、ハイデルベルグは打ち抜き機と製函機を備えたスピードマスターXL106のエンド・トゥ・エンドのワークフローを披露しました。スピードマスターXL106は、2020jジェネレーションのピークパフォーマンス印刷機です。タッチポイントを削減し、オペレータの業務を軽減することで、効率を大幅に向上させます。インテリジェントアシストシステムの例は、ウォッシュアシスタントです。ウォッシュアシスタントは、最適な洗浄プログラムを選択します。特に特色を多く使用する折り箱の生産で、インキの明るさの違いも考慮されるため、準備時間を大幅に削減することができます。これにより、洗浄液の消費量が削減されるだけでなく、印刷機の生産能力が年間最大125時間増加します。プリセットに対応するフィーダのコードスターは、生産プロセス全体にわたって、透明性を保証します。各シートに固有の番号を付け、生産中にいつでも見つけることができます。
もうひとつのイノベーションは、自動化されたスピードマスターXL106の湿し水装置ハイカラープロです。湿し水の量は水元ローラーと計量ローラーの間隔で決まります。水をあげたり、しぼったりの調整がプリネクトプレスセンターXL3からダイレクトに自動でできるようになりました。オペレータは、すべてのユニットで正しい設定を素早く確認できるようになり、時間と労力を削減しながら、生産中に正確な変更を行うことができます。これにより片側の湿し水だけを多くしたり少なくしたり、より早く繊細に対応することができるので、少ない損紙で素早く印刷を開始することができます。
特殊効果を出すための複雑な作業には、正確に計画し実行する必要のある、複雑で時間のかかる前準備が含まれています。新しいユーザーインターフェースの能力を披露するために、フォイルスター搭載のスピードマスターXL 106-8+LYY-1+L（8台の印刷ユニット、1台のコーティングユニット、2台のドライヤーユニット、さらに1台の印刷ユニットとコーティングユニット）で5分以下の難しい仕事替えが行われました。インテリスタート3、インテリガイド、インテリラインは複雑なジョブの様々な前準備プロセスを通してオペレータをナビゲートします。経験の浅いオペレータでも、複雑な前準備作業をガイドによって行うことができるため、複雑性を克服し管理することができます。この13台のユニットを持つ印刷機は、様々な装飾を作成することができるだけでなく、高いプロセス信頼性と短い準備時間により、経済的な柔軟性を提供します。ハイカラーマルチドライブの自動洗浄機能により、プレート交換中にブランケットとインキングユニットを洗浄することが可能です。次のジョブにインキングユニットが必要ない場合は、生産中でも洗浄プログラムを実行し続けることができます。
コールドフォイルモジュールのフォイルスターを使用すると、目を引くメタリック効果をワンパスで実現できます。個々のインデックスの長さと複数のリールを備えることにより、箔の使用量を最大80%削減することができます。コールドフォイルは部分的にプロセスカラーをオーバープリントすることによって、メタリック効果あるいはカラー効果を生み出すことができます。これは納期が長くなる可能性があるホイルラミネートカートンと比較した場合、より持続可能なソリューションです。
目的とする効果に応じて、様々なインキ、ニスなどが、多くのアプリケーションに柔軟に対応する印刷機の構成に沿って必要になります。13台のユニットを備えたスピードマスターXL106は、ポイントオブセールスで目立つ折り箱をワンパスで経済的に生産することができます。ハイデルベルグは、これらの特殊な印刷機を年間40~50台、カスタマイズされた構成でお客様に販売しています。
新しいマスターマトリックス106 CSBがイベントの参加者に世界で初めて公開されました。MKマスターワークとハイデルベルグの新たなフラッグシップとなった打ち抜き機は、毎時9,000枚の生産速度を誇ります。この機械は、高速の生産と迅速な準備時間を実現するために設計されています。例えば、カッティングプレート用の新たなクイックロッククランプシステムは、既存のプレートとのツールの互換性に影響を与えることなく、準備時間を短縮します。準備時間は、マスターレイクによって最小限に抑えることができます。ノンストップソードは、空気圧で固定され、ボタンを押すことで解除することができ、オペレータが動かすことができます。これにより、デリバリにおける準備時間を最大70%短縮することができます。
マスターマトリックスは、プリネクトワークフローに統合されています。ジョブ固有のデータはプリネクトを通して自動で打ち抜き機に転送されます。用紙フォーマットなどのデータが転送され、オペレータが確認したのち、マスターフィーダーが手動の介入なしに自動で用紙フォーマットを設定します。生産中は、光学見当システム マスターセットが各シートの絵柄と打ち抜きツールの高精度の見当を保証します。マスターマトリックスのカムドライブは、スムーズで静かな生産を実現します。
今年の初めには、二つの新たな打ち抜き機 パワーマトリックス106 CSBとプロマトリックス145CSBの販売が開始されました。
パッケージ印刷および商業印刷の小ロット生産向けには、デジマトリックス80 LRとデジマトリックス106 LRが、デジマトリックスシリーズに将来追加されます。これらのデジタルダイカッターは、プリネクトワークフローに統合されており、レーザー断裁テクノロジーを採用しています。現在、2021年の販売を予定しており、どちらの機械も、インラインロータリークリーシングステーションをオプションで提供しており、毎時3,000枚の速度を実現します。
ウェブベースのプリネクトポータルを使用すると、進行中のジョブの進捗をスマートデバイスでリアルタイムに追跡することができます。ジョブが完了すると、生産データがレポートで確認でき、短期あるいは長期の傾向を分析することができます。「効率的な折り箱生産は、昨日、今日そして明日にわたって、私たちのコアビジネスの一部です」とヨルグ・デンハートは述べています。「デジタル化されたプロセスは、今ではポストプレスも含むということを私たちはお見せします。そして、引き続き発展させていきます」。
ハイデルベルグは現在、MKマスターワークと共にダイアナフォルダーグルアーの4つのシリーズを提供しています。各シリーズで新たな機能が追加されました。ダイアナスマートは現在、毎分最大600m、最大33%高速で生産が可能です。ダイアナブレイルの第2世代は、点字ツールを相互調整するオプションを提供します。上部と下部のツールの位置がデジタルインディケーター上で示されることにより、準備時間を数分短縮することができます。新しいダイアナインスペクターは、対応可能な素材が拡張され、メタリック加工されたボール紙、ホログラム、ホットフォイルなどの難しい素材も検査することができます。さらに、ダイアナインスペクターは、PDF比較機能を備えており、印刷エラーと色の一貫性を検出します。これにより、使いやすさが向上し、準備時間が大幅に短縮されます。また、ダイアナインスペクターは、ダイアナイージーでも利用可能です。
製函機は、箱を折りたためる速度でしか生産できません。新しいダイアナパッカー4.0のデジタル統合は、自動化された外箱の梱包で役立ちます。製函機とダイアナパッカー4.0間の通信により、これまでパッカーで必要だった2度の入力が不要になり、箱の形状の入力は一度だけになりました。これにより、全体的な準備時間が短縮されました。新たなオプションは、自動合紙インサーターとカートンエレクターの統合が含まれています。ケースが箱で満杯になった場合は、閉じてラベルを貼り付け、パレットに載せる必要があります。ハイデルベルグとMKマスターワークは、これらすべてのプロセスを提供することができます。
ハイデルベルグとMKマスターワークのパートナーシップは、折り箱生産向けの完全なポートフォリオをお客様に提供します。ハイデルベルグは、2016年のパートナーシップ締結以降、すでに500台以上のMKマシンを販売しています。この関係は2019年にさらに強化され、MKマスターワークは、約8,5%の株式を保有するハイデルベルグの長期的かつ戦略的な主要株主になりました。
「パッケージ市場は、ハイデルベルグにとって今後ますます重要な市場になるでしょう。折り箱生産には当社の機械とソリューションがもたらす最高のパフォーマンスが必要です。デジタルインテグレーションにより、私たちはプロセスチェーン全体で、パッケージを生産する世界中のお客様のために、全く新しい最適化のポテンシャルを解き放ちます」とヨルグ・デンハートは述べています。
11/06/2020
パッケージ印刷のトレンドは明らかです。小ロット化、パッケージのバリエーションの増加、販売時点で目立つための加工など、これらすべてが短納期で行われています。複雑性は特色や完璧な生産の要求によってさらに高まっています。パッケージ印刷会社は費用対効果の高い方法で、どのように対応できるでしょうか。どうすれば、機械のポテンシャルを最大限に発揮して、透明で再現性のある生産を実現できるでしょうか？ハイデルベルグは、これらの課題への答えとなるイノベーションを、10月に開催したイベントで披露しました。
「パッケージ、特に折り箱生産の市場は非常に成長しており、当社のコアビジネスの一部です。私たちの製品ポートフォリオは業界をリードしており、お客様の要求に応えるためにイノベーションを導入しました。お客様のために折り箱生産のプロセスを最適化することは、私たちの企業戦略に不可欠です」と、ハイデルベルグのパッケージセグメント責任者ヨルグ・デンハートは述べています。
ハイデルベルグは、注文および生産データから完成した折り箱まで、パッケージセグメントの顧客要件に対応する革新的かつ個別のソリューションを提供します。プリネクトワークフローは、異なる機械とプロセスを接続し、ナビゲートされた、あるいは自動化された折り箱生産を可能にします。適切に選択されたサフィラ印刷必需品とデジタルサービスが安定した生産環境と機械の最大限の稼働率を実現します。
ハイデルベルグ ユーザーエクスペリエンス （UX）に基づく新たな運用コンセプトは、すべてのフォーマットクラスにおいて、パッケージ印刷をこれまでにないほど簡単にします。スピードマスターCX102では、例えば、この印刷機にはピークパフォーマンスクラスからの革新的なソリューションが採用されており、新しいオペレーションコンセプトを備えています。これにより最新世代のスピードマスターCX102では、ナビゲート印刷による柔軟性が実現されています。すべては、プリネクトスケジューラーを介した効率的な生産計画からスタートします。生産は、同じあるいは類似した特色、原反、抜型ツールを使用した複数の印刷ジョブ用に最適化され、スピードマスターCX102のジョブキューに自動で配置されます。手動による介入は一切ありません。5万以上の印刷ユニットが販売されているスピードマスターCD／CXは市場で最も成功している印刷機であり、パッケージ印刷に最適です。
ウォールスクリーンXLは、個別のプロセスを通じてオペレータをガイドします。インテリスタート3を使用すると、生産中に最大50の仕事替えの準備をすることができます。インテリガイドは、仕事替えの間オペレータをガイドし、前準備の最短プロセスを常に示します。インテリラインは、個別の印刷ユニットあるいはコーティングユニットがどのプロセス段階にあるのかを視覚化し、手動による介入が必要なタイミングと場所を示します。カラーアシスタントプロとウォッシュアシスタントなどのアシストシステムは、継続的な改善のために人工知能を使用しています。正確なインキプリセッティングと最適なウォッシュアッププログラムの選択により、良品の生産が可能な限り迅速に開始されます。これにより損紙とコストが削減されます。リピートジョブでも、迅速かつ確実に設定することができます。インテリランを使用すると、正しい情報が適切なタイミングで、完全に自動で表示されます。プリネクトプロダクションワークフローへデータをフィードバックすることにより、品質レポートを含め、個別のジョブの正確なレポーティングが可能になります。
マルチカラーテクノロジー搭載のスピードマスターXL75アニカラーは、パッケージ印刷会社向けにユニークな組み合せを提供します。アニカラーテクノロジーを使用すると、フォーマットサイズのスクリーンローラーによる高速インキングにより、良品を迅速に得ることができます。インキングユニット設計は、シート全体と稼働全体にわたってインキを均一に供給します。マルチカラーテクノロジーは、4色のプロセスカラーにオレンジ、グリーン、バイオレットを加えた7色を使用することで、非常に多くの特色を再現することができます。これにより、特色を変更する必要がなくなり、仕事替えの時間が短縮されます。Push to Stopの自動運転印刷はパッケージ印刷でも可能です。特別版などのパッケージ印刷の小ロットを非常に経済的に生産することができます。
高度に工業化された折り箱印刷会社向けに、ハイデルベルグは打ち抜き機と製函機を備えたスピードマスターXL106のエンド・トゥ・エンドのワークフローを披露しました。スピードマスターXL106は、2020jジェネレーションのピークパフォーマンス印刷機です。タッチポイントを削減し、オペレータの業務を軽減することで、効率を大幅に向上させます。インテリジェントアシストシステムの例は、ウォッシュアシスタントです。ウォッシュアシスタントは、最適な洗浄プログラムを選択します。特に特色を多く使用する折り箱の生産で、インキの明るさの違いも考慮されるため、準備時間を大幅に削減することができます。これにより、洗浄液の消費量が削減されるだけでなく、印刷機の生産能力が年間最大125時間増加します。プリセットに対応するフィーダのコードスターは、生産プロセス全体にわたって、透明性を保証します。各シートに固有の番号を付け、生産中にいつでも見つけることができます。
もうひとつのイノベーションは、自動化されたスピードマスターXL106の湿し水装置ハイカラープロです。湿し水の量は水元ローラーと計量ローラーの間隔で決まります。水をあげたり、しぼったりの調整がプリネクトプレスセンターXL3からダイレクトに自動でできるようになりました。オペレータは、すべてのユニットで正しい設定を素早く確認できるようになり、時間と労力を削減しながら、生産中に正確な変更を行うことができます。これにより片側の湿し水だけを多くしたり少なくしたり、より早く繊細に対応することができるので、少ない損紙で素早く印刷を開始することができます。
特殊効果を出すための複雑な作業には、正確に計画し実行する必要のある、複雑で時間のかかる前準備が含まれています。新しいユーザーインターフェースの能力を披露するために、フォイルスター搭載のスピードマスターXL 106-8+LYY-1+L（8台の印刷ユニット、1台のコーティングユニット、2台のドライヤーユニット、さらに1台の印刷ユニットとコーティングユニット）で5分以下の難しい仕事替えが行われました。インテリスタート3、インテリガイド、インテリラインは複雑なジョブの様々な前準備プロセスを通してオペレータをナビゲートします。経験の浅いオペレータでも、複雑な前準備作業をガイドによって行うことができるため、複雑性を克服し管理することができます。この13台のユニットを持つ印刷機は、様々な装飾を作成することができるだけでなく、高いプロセス信頼性と短い準備時間により、経済的な柔軟性を提供します。ハイカラーマルチドライブの自動洗浄機能により、プレート交換中にブランケットとインキングユニットを洗浄することが可能です。次のジョブにインキングユニットが必要ない場合は、生産中でも洗浄プログラムを実行し続けることができます。
コールドフォイルモジュールのフォイルスターを使用すると、目を引くメタリック効果をワンパスで実現できます。個々のインデックスの長さと複数のリールを備えることにより、箔の使用量を最大80%削減することができます。コールドフォイルは部分的にプロセスカラーをオーバープリントすることによって、メタリック効果あるいはカラー効果を生み出すことができます。これは納期が長くなる可能性があるホイルラミネートカートンと比較した場合、より持続可能なソリューションです。
目的とする効果に応じて、様々なインキ、ニスなどが、多くのアプリケーションに柔軟に対応する印刷機の構成に沿って必要になります。13台のユニットを備えたスピードマスターXL106は、ポイントオブセールスで目立つ折り箱をワンパスで経済的に生産することができます。ハイデルベルグは、これらの特殊な印刷機を年間40~50台、カスタマイズされた構成でお客様に販売しています。
新しいマスターマトリックス106 CSBがイベントの参加者に世界で初めて公開されました。MKマスターワークとハイデルベルグの新たなフラッグシップとなった打ち抜き機は、毎時9,000枚の生産速度を誇ります。この機械は、高速の生産と迅速な準備時間を実現するために設計されています。例えば、カッティングプレート用の新たなクイックロッククランプシステムは、既存のプレートとのツールの互換性に影響を与えることなく、準備時間を短縮します。準備時間は、マスターレイクによって最小限に抑えることができます。ノンストップソードは、空気圧で固定され、ボタンを押すことで解除することができ、オペレータが動かすことができます。これにより、デリバリにおける準備時間を最大70%短縮することができます。
マスターマトリックスは、プリネクトワークフローに統合されています。ジョブ固有のデータはプリネクトを通して自動で打ち抜き機に転送されます。用紙フォーマットなどのデータが転送され、オペレータが確認したのち、マスターフィーダーが手動の介入なしに自動で用紙フォーマットを設定します。生産中は、光学見当システム マスターセットが各シートの絵柄と打ち抜きツールの高精度の見当を保証します。マスターマトリックスのカムドライブは、スムーズで静かな生産を実現します。
今年の初めには、二つの新たな打ち抜き機 パワーマトリックス106 CSBとプロマトリックス145CSBの販売が開始されました。
パッケージ印刷および商業印刷の小ロット生産向けには、デジマトリックス80 LRとデジマトリックス106 LRが、デジマトリックスシリーズに将来追加されます。これらのデジタルダイカッターは、プリネクトワークフローに統合されており、レーザー断裁テクノロジーを採用しています。現在、2021年の販売を予定しており、どちらの機械も、インラインロータリークリーシングステーションをオプションで提供しており、毎時3,000枚の速度を実現します。
ウェブベースのプリネクトポータルを使用すると、進行中のジョブの進捗をスマートデバイスでリアルタイムに追跡することができます。ジョブが完了すると、生産データがレポートで確認でき、短期あるいは長期の傾向を分析することができます。「効率的な折り箱生産は、昨日、今日そして明日にわたって、私たちのコアビジネスの一部です」とヨルグ・デンハートは述べています。「デジタル化されたプロセスは、今ではポストプレスも含むということを私たちはお見せします。そして、引き続き発展させていきます」。
ハイデルベルグは現在、MKマスターワークと共にダイアナフォルダーグルアーの4つのシリーズを提供しています。各シリーズで新たな機能が追加されました。ダイアナスマートは現在、毎分最大600m、最大33%高速で生産が可能です。ダイアナブレイルの第2世代は、点字ツールを相互調整するオプションを提供します。上部と下部のツールの位置がデジタルインディケーター上で示されることにより、準備時間を数分短縮することができます。新しいダイアナインスペクターは、対応可能な素材が拡張され、メタリック加工されたボール紙、ホログラム、ホットフォイルなどの難しい素材も検査することができます。さらに、ダイアナインスペクターは、PDF比較機能を備えており、印刷エラーと色の一貫性を検出します。これにより、使いやすさが向上し、準備時間が大幅に短縮されます。また、ダイアナインスペクターは、ダイアナイージーでも利用可能です。
製函機は、箱を折りたためる速度でしか生産できません。新しいダイアナパッカー4.0のデジタル統合は、自動化された外箱の梱包で役立ちます。製函機とダイアナパッカー4.0間の通信により、これまでパッカーで必要だった2度の入力が不要になり、箱の形状の入力は一度だけになりました。これにより、全体的な準備時間が短縮されました。新たなオプションは、自動合紙インサーターとカートンエレクターの統合が含まれています。ケースが箱で満杯になった場合は、閉じてラベルを貼り付け、パレットに載せる必要があります。ハイデルベルグとMKマスターワークは、これらすべてのプロセスを提供することができます。
ハイデルベルグとMKマスターワークのパートナーシップは、折り箱生産向けの完全なポートフォリオをお客様に提供します。ハイデルベルグは、2016年のパートナーシップ締結以降、すでに500台以上のMKマシンを販売しています。この関係は2019年にさらに強化され、MKマスターワークは、約8,5%の株式を保有するハイデルベルグの長期的かつ戦略的な主要株主になりました。
「パッケージ市場は、ハイデルベルグにとって今後ますます重要な市場になるでしょう。折り箱生産には当社の機械とソリューションがもたらす最高のパフォーマンスが必要です。デジタルインテグレーションにより、私たちはプロセスチェーン全体で、パッケージを生産する世界中のお客様のために、全く新しい最適化のポテンシャルを解き放ちます」とヨルグ・デンハートは述べています。
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