04/14/2020
後加工の様々な工程では、より高度な自動化、より高い生産性、そしてプロセスの統合において、まだ多くのポテンシャルがあります。これは商業印刷会社、パッケージング印刷会社双方にとって対応しなければならない課題ですが、こうした課題に加え、スキル不足や肉体的な負担が軽減できる、より簡単でより使い易い機械が現場で求められています。
「商業印刷では、ポストプレス部門の人件費が最も高く、約60%の割合を占めています。」と、ハイデルベルグのポストプレスビジネスマネージメントトップのヨルグ・ダーンハルトは説明します。「だからこそ私たちは、準備時間を短縮し、生産性を向上させるために、例えば、折り機のPush to Stopテクノロジーなどの統合された自動化に注目したのです。スタールフォルダーPスタッカーによって、私たちは折り丁を高生産に導き、なおかつオペレータの負担を軽減します。」
一般的に後工程には多くの異なる工程があり、様々なメーカーの機械があります。そして、少なくとも商業印刷分野では、明確なコスト計算等をすることができないとか、手作業による時間のかかるステップが、いまだに多く存在します。新しいハイデルベルグの標準のインターフェースであるポストプレス・データレディは、商業、パッケージ分野にかかわらず、稼働データを取り込むことにフォーカスしています。自動で幅広く集められたデータには、例えば、生産過程におけるリアルタイムのデータがあり、それを使うことによって、お客様はより効率的な生産計画や、より簡単に最終のコスト計算をするための、信頼できるデータベースを得ることができます。また、ポストプレス・データレディは、オープンなデータインターフェースであり、皆様が使用中の既存MISシステムに統合することが可能です。スタール折り機、ポーラー断裁機用のデータレディは、近々発表予定です。
KH82-Pのようなハイパフォーマンスな折り機のデリバリでは、オペレータは折り作業中にパレットへ、毎日約7トンの折り丁を積んでいます。折り丁の1束は8kgまでにもなることがあり、1分あたり最大5回、デリバリから排出されます。現場のこの肉体的な負担は、機械の生産スピードを故意に落とすか、ダウンタイムとなる休憩時間をとるか、またはアシスタントの人手による作業を必要とするかになります。こうした課題を、工業用アームロボットシステムをベースにして、ハイデルベルグが開発した、洗練されたグリッパーテクノロジーを使ってやさしく確実に折り丁をつかみ、積紙することができます。数多い工業用アームロボットの中でも6軸産業用ロボットを採用したスタールフォルダーPスタッカーが問題を解決します。スタールフォルダーPスタッカーは、800×1,200mmサイズまでのパレットを使うことができます。スタールフォルダーPスタッカーは、例えば、スタールフォルダーKH82-Pと使うことで、高い生産性と効率性を折りのプロセスで実現し、オペレータの負担も軽減します。オペレータはその空いた時間を、品質管理など他の業務により割くことができます。Pスタッカーの最初の出荷は、今年の10月を予定しています。
drupa 2016でハイデルベルグは、革新的なPush to Stopコンセプトを、スピードマスター印刷機を使って初めてご紹介しました。そのコンセプトは印刷業界に衝撃を与えただけではなく、それ以来たくさんの機械がお客様に納入されたことで、業界に受け入れられたことが証明されました。そして今、Push to Stopは、ピークパフォーマンスの折り機でも利用可能になりました。お客様は折り工程で台替え、切り替えを完全自動生産への最初の1歩を踏み出すことが可能になります。仕事替えが頻繁にあり、少部数で台数物の仕事を多くもつお客様には特に有効です。これはスタールフォルダーTH/KH82-PとTX96で利用可能であり、オペレータは折り丁の品質によりフォーカスすることができる一方で、生産性を飛躍的に向上することにつながります。
太田 一彦
デジタルマーケティング部
Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7260
メールアドレス: kazuhiko.ota@ heidelberg.com
04/14/2020
後加工の様々な工程では、より高度な自動化、より高い生産性、そしてプロセスの統合において、まだ多くのポテンシャルがあります。これは商業印刷会社、パッケージング印刷会社双方にとって対応しなければならない課題ですが、こうした課題に加え、スキル不足や肉体的な負担が軽減できる、より簡単でより使い易い機械が現場で求められています。
「商業印刷では、ポストプレス部門の人件費が最も高く、約60%の割合を占めています。」と、ハイデルベルグのポストプレスビジネスマネージメントトップのヨルグ・ダーンハルトは説明します。「だからこそ私たちは、準備時間を短縮し、生産性を向上させるために、例えば、折り機のPush to Stopテクノロジーなどの統合された自動化に注目したのです。スタールフォルダーPスタッカーによって、私たちは折り丁を高生産に導き、なおかつオペレータの負担を軽減します。」
一般的に後工程には多くの異なる工程があり、様々なメーカーの機械があります。そして、少なくとも商業印刷分野では、明確なコスト計算等をすることができないとか、手作業による時間のかかるステップが、いまだに多く存在します。新しいハイデルベルグの標準のインターフェースであるポストプレス・データレディは、商業、パッケージ分野にかかわらず、稼働データを取り込むことにフォーカスしています。自動で幅広く集められたデータには、例えば、生産過程におけるリアルタイムのデータがあり、それを使うことによって、お客様はより効率的な生産計画や、より簡単に最終のコスト計算をするための、信頼できるデータベースを得ることができます。また、ポストプレス・データレディは、オープンなデータインターフェースであり、皆様が使用中の既存MISシステムに統合することが可能です。スタール折り機、ポーラー断裁機用のデータレディは、近々発表予定です。
KH82-Pのようなハイパフォーマンスな折り機のデリバリでは、オペレータは折り作業中にパレットへ、毎日約7トンの折り丁を積んでいます。折り丁の1束は8kgまでにもなることがあり、1分あたり最大5回、デリバリから排出されます。現場のこの肉体的な負担は、機械の生産スピードを故意に落とすか、ダウンタイムとなる休憩時間をとるか、またはアシスタントの人手による作業を必要とするかになります。こうした課題を、工業用アームロボットシステムをベースにして、ハイデルベルグが開発した、洗練されたグリッパーテクノロジーを使ってやさしく確実に折り丁をつかみ、積紙することができます。数多い工業用アームロボットの中でも6軸産業用ロボットを採用したスタールフォルダーPスタッカーが問題を解決します。スタールフォルダーPスタッカーは、800×1,200mmサイズまでのパレットを使うことができます。スタールフォルダーPスタッカーは、例えば、スタールフォルダーKH82-Pと使うことで、高い生産性と効率性を折りのプロセスで実現し、オペレータの負担も軽減します。オペレータはその空いた時間を、品質管理など他の業務により割くことができます。Pスタッカーの最初の出荷は、今年の10月を予定しています。
drupa 2016でハイデルベルグは、革新的なPush to Stopコンセプトを、スピードマスター印刷機を使って初めてご紹介しました。そのコンセプトは印刷業界に衝撃を与えただけではなく、それ以来たくさんの機械がお客様に納入されたことで、業界に受け入れられたことが証明されました。そして今、Push to Stopは、ピークパフォーマンスの折り機でも利用可能になりました。お客様は折り工程で台替え、切り替えを完全自動生産への最初の1歩を踏み出すことが可能になります。仕事替えが頻繁にあり、少部数で台数物の仕事を多くもつお客様には特に有効です。これはスタールフォルダーTH/KH82-PとTX96で利用可能であり、オペレータは折り丁の品質によりフォーカスすることができる一方で、生産性を飛躍的に向上することにつながります。
デジタルマーケティング部
Tel: 03-5715-7374
Tel: 03-5715-7260