11/26/2018
印刷物の約25%はパッケージ: 平均約3%で成長する巨大な市場は、業界において最も力強く成長をするマーケットセグメントです。国際的なブランドオーナーは多額の予算を広告に投資し、製品テストでも最も高い品質標準が求められます。かつてないほど進む小ロット化、イノベーションサイクル、短納期、ますます強まるコストプレッシャー、マージンの減少、より多くの加飾、ゼロデフェクトプロダクション、そしてカスタマイズされたパッケージなど、これらのトレンドを念頭に置かなくてはなりません。
ハイデルベルグは、プリネクトワークフローによってオフセット印刷とデジタル印刷、そしてポストプレスまでをも融合することで、オンデマンドやWeb to Pack(ウェブトゥパック)など、パッケージ印刷のための新しいビジネスモデルを可能にする唯一のメーカーです。
ロングランにはオフセット印刷が最適で、ショートランとバリアブルデータではデジタル印刷が力を発揮するなど、2つのテクノロジーは完璧に補完し合います。印刷必需品のサフィラとサービスによるライフサイクルソリューションは、高い品質、生産性、信頼性を得るために、ハイデルベルグのソリューション提案には欠かせません。サフィラは10年間で高品質のブランドとして、その名を確立しました。
国際的なブランドのラベルを生産するパッケージ印刷会社は、その他の課題にも直面しています。ブランドオーナーは、さまざまな製品の新しいパッケージをより頻繁に開発し、多品種小ロット化をさらに加速しています。
B1インクジェットデジタル印刷機 プライムファイア106は、超短納期で小ロット、オンデマンド生産が求められる高品質のインダストリアルパッケージングにとって完璧なソリューションです。もちろんパーソナライズされたパッケージやブランドオーナーに新しい価値を提案していくことも可能です。ハイデルベルグのプライムファイア106は、オフセット印刷の信頼性と正確性、そしてデジタル印刷の柔軟性と多様性という2つの世界の最も良い点を組み合わせています。このことがお客様にマスカスタマイゼーション、Web to Pack、オンデマンドソリューションなど、新しいビジネスモデルを提供することを可能にします。
紙器パッケージがインターネットで販売される場合、Web to Packはただのオンラインショップではありません。それは、お客様のビジネスと組織全体のワークフローをPrint4.0の領域における未来にフィットさせるための基本フィロソフィーです。
Web to Packは個々の受注・生産への対応から、標準化と自動化を活用して大規模でカスタマイズされた生産を行っていくという方向性へのシフトです。印刷会社は、例えばカートンフォーマット、スポットカラー、加飾を限られた選択肢の中で提案します。顧客は自分の製品をオンラインで設計し、そのイメージを自分自身でアップロードすることができます。これにより印刷会社は同じ属性のジョブ(ギャングラン)を切り替えすることなく素早く生産ができる標準化されたオーダーを受け取ることができます。それは、商業印刷においてすでに定着しているオンラインショップと全く同じように機能します。
印刷会社にとってのメリットは明らかです。在庫が不要、より少ないタッチポイントの介入、つまり少ないミスやコストです。従って、生産スピードは速くなり、柔軟性も生まれます。
Web to Packは、パッケージ印刷においてヨーロッパのテクノロジーリーダーの一社であるカラードルック社の多くのお客様によってすでに利用されています。ハイデルベルグの長年のお客様でもあり、多くの成功した進化を通して、そのビジネスモデルを見つめてきました。
2018年の初めからプライムファイア106のフィールドテストを行ってきました。「私たちは、パッケージサービスプロバイダーと自覚しており、お客様に3つのビジネスエリアでサービスを提供しています。パッケージの生産、サービス、デジタル化です。」と、マネージングディレクターの一人、トーマス・プフェファレ氏は説明します。パッケージサービス分野では、お客様の特定のニーズに特化した我々独自の機械も稼働しており、例えば今の時期では、アドベントカレンダーのような(時期や数量も限定的)パッケージの生産を行っています。
フィールドテストの間、ハイデルベルグは現在の市場の要求をベースにカラードルック社とともにプライムファイア106の開発をコンスタントに進めてきました。一枚一枚異なる印刷をするバリアブル印刷はすでに現実的なものです。「私たちは、ウェブショップを通して受注した仕事とバリアブルデータのある仕事、主に約1,500枚までのショートランにプライムファイア106を使っています。」と、マネージングディレクターのマーティン・ブルッテル氏は説明します。
ベネフィットはショートランの準備時間、最少の損紙、そしてスポットカラーの容易な再現です。プライムファイア106の品質は完璧にオフセット印刷を補完します。ショートランの仕事はプライムファイア106によって、オフセット印刷への負担を取り除きながら経済的に生産できます。パッケージ印刷で重要なのはポストプレス、そして工程全体の安定したプロセスです。やり方を変えることなく、現在ある3Bサイズの型抜き機がデジタル印刷のポストプレスにも使われています。
顧客がそれを通してパッケージをカスタマイズし、パーソナライズすることからマスカスタマイゼーションまでを可能にするウェブショップ “designyourpackaging.de”が成功裏にスタートしました。パッケージデジタルビジネス領域の一部として、パーソナライズされたインプット、デザインウィザード、3Dプレビュー、自動データチェック、支払システム、納品のためのエディット機能といった要素が統合されています。
「ここで私たちはモックアップ、トレードショーで使われる異なる要素が入った1から1,000までの最小のバッチ、もしくはプルーフをブランドオーナーのために生産します。」と、マーティン・ブルッテル氏は続けます。「Web to Packで、例えばすでに私たちは日本市場のために高品質のパッケージを生産しています。」お客様は最初のシートから最後のシートまで均一な色の安定性に驚いていました。「色の安定性は傑出している!」と。別の言い方をすればハイレベルで有名な“日本の品質”を満たしていると。その他の優位性は損紙が最少であるということと同様にインクや印刷必需品は食品の分野でも使用できるということです。
プライムファイア106でカラードルック社は、新しい顧客グループへの扉を開いています。オフセット印刷ではカラードルック社は引き続き、最新世代の高度に自動化された4台のスピードマスターを使ってプレミアムパッケージを生産し続けています。「時代の流れは明らかです。アナログの生産は、ますます自動化されていきます。インダストリー4.0、ワークフローの中で処理されていきます。」と、トーマス・プフェファレ氏は確信しています。
「オフセット印刷、デジタル印刷における高度に自動化されたハイデルベルグの機械で、私たちは高いパフォーマンスシステムを実現しており、仕事をどのテクノロジーを使ってこなすかを柔軟に決定することができます。」
小川 洋志
デジタルマーケティング部 広報担当
Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7390
メールアドレス: yoji.ogawa@ heidelberg.com
11/26/2018
印刷物の約25%はパッケージ: 平均約3%で成長する巨大な市場は、業界において最も力強く成長をするマーケットセグメントです。国際的なブランドオーナーは多額の予算を広告に投資し、製品テストでも最も高い品質標準が求められます。かつてないほど進む小ロット化、イノベーションサイクル、短納期、ますます強まるコストプレッシャー、マージンの減少、より多くの加飾、ゼロデフェクトプロダクション、そしてカスタマイズされたパッケージなど、これらのトレンドを念頭に置かなくてはなりません。
ハイデルベルグは、プリネクトワークフローによってオフセット印刷とデジタル印刷、そしてポストプレスまでをも融合することで、オンデマンドやWeb to Pack(ウェブトゥパック)など、パッケージ印刷のための新しいビジネスモデルを可能にする唯一のメーカーです。
ロングランにはオフセット印刷が最適で、ショートランとバリアブルデータではデジタル印刷が力を発揮するなど、2つのテクノロジーは完璧に補完し合います。印刷必需品のサフィラとサービスによるライフサイクルソリューションは、高い品質、生産性、信頼性を得るために、ハイデルベルグのソリューション提案には欠かせません。サフィラは10年間で高品質のブランドとして、その名を確立しました。
国際的なブランドのラベルを生産するパッケージ印刷会社は、その他の課題にも直面しています。ブランドオーナーは、さまざまな製品の新しいパッケージをより頻繁に開発し、多品種小ロット化をさらに加速しています。
B1インクジェットデジタル印刷機 プライムファイア106は、超短納期で小ロット、オンデマンド生産が求められる高品質のインダストリアルパッケージングにとって完璧なソリューションです。もちろんパーソナライズされたパッケージやブランドオーナーに新しい価値を提案していくことも可能です。ハイデルベルグのプライムファイア106は、オフセット印刷の信頼性と正確性、そしてデジタル印刷の柔軟性と多様性という2つの世界の最も良い点を組み合わせています。このことがお客様にマスカスタマイゼーション、Web to Pack、オンデマンドソリューションなど、新しいビジネスモデルを提供することを可能にします。
紙器パッケージがインターネットで販売される場合、Web to Packはただのオンラインショップではありません。それは、お客様のビジネスと組織全体のワークフローをPrint4.0の領域における未来にフィットさせるための基本フィロソフィーです。
Web to Packは個々の受注・生産への対応から、標準化と自動化を活用して大規模でカスタマイズされた生産を行っていくという方向性へのシフトです。印刷会社は、例えばカートンフォーマット、スポットカラー、加飾を限られた選択肢の中で提案します。顧客は自分の製品をオンラインで設計し、そのイメージを自分自身でアップロードすることができます。これにより印刷会社は同じ属性のジョブ(ギャングラン)を切り替えすることなく素早く生産ができる標準化されたオーダーを受け取ることができます。それは、商業印刷においてすでに定着しているオンラインショップと全く同じように機能します。
印刷会社にとってのメリットは明らかです。在庫が不要、より少ないタッチポイントの介入、つまり少ないミスやコストです。従って、生産スピードは速くなり、柔軟性も生まれます。
Web to Packは、パッケージ印刷においてヨーロッパのテクノロジーリーダーの一社であるカラードルック社の多くのお客様によってすでに利用されています。ハイデルベルグの長年のお客様でもあり、多くの成功した進化を通して、そのビジネスモデルを見つめてきました。
2018年の初めからプライムファイア106のフィールドテストを行ってきました。「私たちは、パッケージサービスプロバイダーと自覚しており、お客様に3つのビジネスエリアでサービスを提供しています。パッケージの生産、サービス、デジタル化です。」と、マネージングディレクターの一人、トーマス・プフェファレ氏は説明します。パッケージサービス分野では、お客様の特定のニーズに特化した我々独自の機械も稼働しており、例えば今の時期では、アドベントカレンダーのような(時期や数量も限定的)パッケージの生産を行っています。
フィールドテストの間、ハイデルベルグは現在の市場の要求をベースにカラードルック社とともにプライムファイア106の開発をコンスタントに進めてきました。一枚一枚異なる印刷をするバリアブル印刷はすでに現実的なものです。「私たちは、ウェブショップを通して受注した仕事とバリアブルデータのある仕事、主に約1,500枚までのショートランにプライムファイア106を使っています。」と、マネージングディレクターのマーティン・ブルッテル氏は説明します。
ベネフィットはショートランの準備時間、最少の損紙、そしてスポットカラーの容易な再現です。プライムファイア106の品質は完璧にオフセット印刷を補完します。ショートランの仕事はプライムファイア106によって、オフセット印刷への負担を取り除きながら経済的に生産できます。パッケージ印刷で重要なのはポストプレス、そして工程全体の安定したプロセスです。やり方を変えることなく、現在ある3Bサイズの型抜き機がデジタル印刷のポストプレスにも使われています。
顧客がそれを通してパッケージをカスタマイズし、パーソナライズすることからマスカスタマイゼーションまでを可能にするウェブショップ “designyourpackaging.de”が成功裏にスタートしました。パッケージデジタルビジネス領域の一部として、パーソナライズされたインプット、デザインウィザード、3Dプレビュー、自動データチェック、支払システム、納品のためのエディット機能といった要素が統合されています。
「ここで私たちはモックアップ、トレードショーで使われる異なる要素が入った1から1,000までの最小のバッチ、もしくはプルーフをブランドオーナーのために生産します。」と、マーティン・ブルッテル氏は続けます。「Web to Packで、例えばすでに私たちは日本市場のために高品質のパッケージを生産しています。」お客様は最初のシートから最後のシートまで均一な色の安定性に驚いていました。「色の安定性は傑出している!」と。別の言い方をすればハイレベルで有名な“日本の品質”を満たしていると。その他の優位性は損紙が最少であるということと同様にインクや印刷必需品は食品の分野でも使用できるということです。
プライムファイア106でカラードルック社は、新しい顧客グループへの扉を開いています。オフセット印刷ではカラードルック社は引き続き、最新世代の高度に自動化された4台のスピードマスターを使ってプレミアムパッケージを生産し続けています。「時代の流れは明らかです。アナログの生産は、ますます自動化されていきます。インダストリー4.0、ワークフローの中で処理されていきます。」と、トーマス・プフェファレ氏は確信しています。
「オフセット印刷、デジタル印刷における高度に自動化されたハイデルベルグの機械で、私たちは高いパフォーマンスシステムを実現しており、仕事をどのテクノロジーを使ってこなすかを柔軟に決定することができます。」
デジタルマーケティング部 広報担当
Tel: 03-5715-7374
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