ハイデルベルグのデジタリゼーション戦略が『2018年の成功事例』として賞を獲得

09/07/2018

製品、ポートフォリオマネジメント分野でベスト5の企業のひとつに
成功の要となるお客様視点を完璧に実行
社内外のプロセスをデジタル化

RWTHアーヘン工科大学のマシンツール・プロダクションエンジニアリングラボ(WZL)は、コンプレックス・マネジメントアカデミーと、注目をあびる業界のコンソーシアムの協力を得て、製品とポートフォリオマネジメントにおけるベスト5の会社を選びました。

このベンチマークのプロジェクトの狙いは、製品とポートフォリオマネジメントをシステマチックに実行する上で、成功する方法、組織、プロセスを見つけだすことで、ハイデルベルグ社、エンドレスハウザーフロウテック社、フェスト社、ヴィッテンシュタインアルファ社、そしてドレーゲル社が、その優れたパフォーマンスに対して『2018年の成功事例』として選ばれました。

10,000社以上の企業から148社に絞り込まれました。ほとんどはドイツ企業、他はヨーロッパ、もしくはアメリカに本社がある企業です。綿密な審査プロセスを経て、21のトップパフォーマーから5社がコンソーシアムパートナーにより選ばれました。

コンソーシアムパートナーは、その中から数社を精選、実際に企業を訪問し、現場で製品、ポートフォリオマネジメントについて、それぞれの方法、組織、プロセスを分析しました。

お客様のベネフィットについて考える

ハイデルベルグは、“Heidelberg goes digital”のモットーのもと、世界中で、また社内外でデジタル化のプロセスの真っ只中にいます。
これは製品、そしてポートフォリオマネジメントを含みます。ハイデルベルグは14の成功の基準において最も偉大な数字を実現しました。

これはデジタルワークフローを通して、生産性を上げているお客様との緊密な関係も含まれています。例えば“Push to Stop“フィロソフィーによる完全自動運転印刷。そして、お客様の生産プロセスを見える化し、多くのノウハウを提案、購買やベンチマークのためのプラットフォームを提供するためのインターフェース、ハイデルベルグアシスタントです。

これはクラウドテクノロジーをベースにしており、eCallによるサービスも含まれます。お客様のデータをベースに、お客様にあったアドバイスを提案し、お客様の生産をさらに発展することをお手伝いし、生産プロセスを最適化します。コマーシャル、パッケージング、そしてラベル印刷の個々のニーズにもお応えします。
お客様の視点から考えることは、最終的にこれらのセグメントそれぞれにベネフィットをもたらす特別なソリューションとなります。

フィールドから得られたすべてのデータと事実は、製品とポートフォリオマネジメントに統合され、さらに常に市場の現状と比較されチェックされます。
これはまたお客様が機械、サービス、印刷必需品、コンサルティング、そしてソフトウェアからなる完全なシステムを受け取るサブスクリプションモデルのような新しいデジタルコンセプトへの発展をもたらします。お支払額は、使った分だけ、つまり印刷した用紙の枚数をもとに計算されます。

「今回の受賞は私たちのデジタル戦略が成功に向かっていることを証明しています。社内外のプロセスのデジタルトランスフォメーションによって、ハイデルベルグは業界のモデル企業としてのポジションに再度立つことを望んでいます」と、ハイデルベルグCEO ライナー・フンツドルファーは言います。

『成功事例』としての選考は、成功を収めている国際的な企業から、エキスパートが審査員のコンサルテーションを受けて行われました。コンソーシアムメンバーには、ディールメタリング、キオングループ、ペリー、リタール、シェフラー、テュッセンクルップ、ワゴコンタクトテクニックが含まれました。

プロジェクトは、RWTHアーヘン工科大学のマシンツール・プロダクションエンジニアリングラボ（WZL）のエグゼクティブディレクターであるギュンター・シュー教授によって主導されました。

www.wzl.rwth-aachen.de

ハイデルベルグのデジタリゼーション戦略が『2018年の成功事例』として賞を獲得

お客様のベネフィットについて考える