08/02/2018
ハイデルベルグ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:水野秀也)は、IGAS2018において、"プライムファイア106ワールド"というテーマのもと、B1インクジェットデジタル印刷機”プライムファイア106”を、日本国内において正式に販売を開始いたしました。
これに合わせて、デジタル部門の総責任者モンセラート・ペドロ インサが来日、7月27日に開催された第21回ハイデル・フォーラム21全国合同地区大会高付加価値セミナーにおいて300人以上集まったHDF21会員のお客様を前に、"インダストリアルデジタルパッケージプロダクションの時"というテーマで講演を行いました。
プライムファイア106は、ハイデルベルグがdrupa 2016で、世界で初めてインダストリアルデジタル印刷を実現できるB1インクジェットデジタル印刷機として発表したイノベーションを満載した製品です。
発表以来、ハイデルベルグは、順調にベータテストを重ね、今年4月にはウィスロッホ-ヴァルドルフのパッケージソリューションのためのショールーム、ホール11に設置した1台を含め、合計4台のベータテスト機を出荷しました。そして、今年7月には、アメリカでの1号機を、コロラド州デンバーのウォーネキーペーパーボックス社に納品しました。
この機械は、ハイデルベルグにとっても記念すべき、”シリアルプロダクション1号機”です。ハイデルベルグのプライムファイア106の生産は当初の計画通り順調に進んでおり、現在は、ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場のアッセンブリーラインでは4台が組み立てられています。日本1号機は来年初旬の納入を予定しています。
プライムファイア106は、粉体・液体トナーはもちろん、インクジェットを含めて、現在市場に存在するデジタル印刷機とは根本的に一線を画しています。定評ある富士フイルム製SAMBAヘッドを除く全てのコンポーネントは、ハイデルベルグ社の開発チームにより一から設計、製造されているため、その色調安定性と比類なき見当精度は、すでに最新のオフセット印刷機さえ凌駕するほどです。
前準備に一枚のヤレ紙も必要とせず、万が一ノズル詰まりが発生しても、再リップする事なく、ハイデルベルグ社の開発した独自のアルゴリズムによって補正され、デリバリパイルには一枚のヤレも排出されない機構になっています。
パッケージ印刷において長年の夢であった、デリバリには一切のヤレが混入せず、正確に員数された印刷物をパイリングすることを実現したことで、真の品質担保を可能にしたのです。今後、スピードのさらなる向上や、0.2mm以下の薄紙への対応などを順次行い、すでに納入された機械にもアップグレードを実施していく予定です。
IGAS 2018では、"プライムファイア106ワールド"というテーマのもと、①部品展示コーナー、②プライムファイア106 VRシアター、③印刷サンプルコーナーという3つのコーナーで、B1インクジェットデジタル印刷機”プライムファイア106”を紹介いたしました。
①部品展示コーナーには、FUJIFILM Dimatix社製のSAMBAテクノロジー・ドロップオンデマンド方式インクジェットヘッドと、枚葉オフセット印刷機で既に定評のあるスピードマスターXLの技術を継承した安定した用紙搬送を確実にするグリッパーを展示しました。
②プライムファイア106 VRシアターでは、展示会場に機械を持ち込むという従来の手法ではなく、お客様にVRゴーグルを装着してもらい、機械の内部からその特徴を説明していくというユニークな手法を採用しました。
ストーリーは、ハイデルベルグの本社工場ウィスロッホ-ヴァルドルフを訪れた訪問者が小さくなり用紙の上に乗って、”プライムファイア106スーパージャーニー”と名付けられた旅をしながらフィーダからデリバリまでプライムファイア106の内側から機械の説明を聞いていくというものです。VR映像の後には、既にユーザーとなっているドイツのカラードルック社の事例と、プライムファイア106に大きな期待をよせる日本の印刷会社様、株式会社共進ペイパー&パッケージ常務取締役ハコプレ事業部長の鍛治川和広様と、株式会社金羊社代表取締役社長の浅野晋作様の声をご紹介しました。
③印刷サンプルコーナーでは、その優れた見当性や色の美しさ、安定性をご確認いただくために、B1サイズの印刷サンプルを複数用意しました。
VRシアターは、連日満員が続き、会期中6日間とも、当初は予定していなかった回を追加しての対応となりました。会期中6日間を通して、1,734人のお客様がVRシアターでプライムファイア106を体験されました。
ハイデル・フォーラム21では、来日したデジタル部門の総責任者モンセラートが講演。印刷会社の顧客であるブランドオーナーの視点から、クライアントの販売とサプライチェーンの効率向上、安全へのニーズを満たすためにはデジタル印刷が不可欠、ニーズは多く存在することを説明しました。
続いて、そのブランドが求めるニーズに応えるためのデジタル印刷を実現するため、なぜプライムファイア106が最適であるのかを、①オフセット印刷で培ってきた信頼性の高いプラットフォーム、②ダイレクト印刷プロセス、③最高品質のインクジェットヘッド技術をもつ富士フイルムとのパートナーシップ、④ワークフローへの接続性、⑤安全な水性インク、⑥信頼のサポート体制、6つのポイントから解説しました。
同時に、既に導入されたお客様、ドイツのMPS社とカラードルック社、そして、ロンド社が、プライムファイア106の特徴を十二分に活かしている状況が報告されました。
プライムファイア106によって、印刷におけるマスカスタマイゼーションが、遂に現実のものとなりました。開発開始からわずか4年でシリアルプロダクションを可能にしたのは、ハイデルベルグ社の誇る機械・電子設計技術及びライノタイプヘルから引き継いだ世界最高のドット形成とカラーマネジメントの融合によるものです。
プリネクト生産システムへ、高度に統合されたプライムファイア106は、デジタル印刷のみならず今後パッケージ印刷のスタンダードとなる事でしょう。ハイデルベルグ・ジャパンは、プライムファイア106を始め、商業印刷向けデジタル印刷機バーサファイア、3Dオブジェクトへ印刷する4Dプリンティングシステム、オムニファイアと共に印刷業界に向けて、「インダストリアルデジタル生産」を実現してまいります。
小川 洋志
デジタルマーケティング部 広報担当
Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7390
メールアドレス: yoji.ogawa@ heidelberg.com
08/02/2018
ハイデルベルグ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:水野秀也)は、IGAS2018において、"プライムファイア106ワールド"というテーマのもと、B1インクジェットデジタル印刷機”プライムファイア106”を、日本国内において正式に販売を開始いたしました。
これに合わせて、デジタル部門の総責任者モンセラート・ペドロ インサが来日、7月27日に開催された第21回ハイデル・フォーラム21全国合同地区大会高付加価値セミナーにおいて300人以上集まったHDF21会員のお客様を前に、"インダストリアルデジタルパッケージプロダクションの時"というテーマで講演を行いました。
プライムファイア106は、ハイデルベルグがdrupa 2016で、世界で初めてインダストリアルデジタル印刷を実現できるB1インクジェットデジタル印刷機として発表したイノベーションを満載した製品です。
発表以来、ハイデルベルグは、順調にベータテストを重ね、今年4月にはウィスロッホ-ヴァルドルフのパッケージソリューションのためのショールーム、ホール11に設置した1台を含め、合計4台のベータテスト機を出荷しました。そして、今年7月には、アメリカでの1号機を、コロラド州デンバーのウォーネキーペーパーボックス社に納品しました。
この機械は、ハイデルベルグにとっても記念すべき、”シリアルプロダクション1号機”です。ハイデルベルグのプライムファイア106の生産は当初の計画通り順調に進んでおり、現在は、ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場のアッセンブリーラインでは4台が組み立てられています。日本1号機は来年初旬の納入を予定しています。
プライムファイア106は、粉体・液体トナーはもちろん、インクジェットを含めて、現在市場に存在するデジタル印刷機とは根本的に一線を画しています。定評ある富士フイルム製SAMBAヘッドを除く全てのコンポーネントは、ハイデルベルグ社の開発チームにより一から設計、製造されているため、その色調安定性と比類なき見当精度は、すでに最新のオフセット印刷機さえ凌駕するほどです。
前準備に一枚のヤレ紙も必要とせず、万が一ノズル詰まりが発生しても、再リップする事なく、ハイデルベルグ社の開発した独自のアルゴリズムによって補正され、デリバリパイルには一枚のヤレも排出されない機構になっています。
パッケージ印刷において長年の夢であった、デリバリには一切のヤレが混入せず、正確に員数された印刷物をパイリングすることを実現したことで、真の品質担保を可能にしたのです。今後、スピードのさらなる向上や、0.2mm以下の薄紙への対応などを順次行い、すでに納入された機械にもアップグレードを実施していく予定です。
IGAS 2018では、"プライムファイア106ワールド"というテーマのもと、①部品展示コーナー、②プライムファイア106 VRシアター、③印刷サンプルコーナーという3つのコーナーで、B1インクジェットデジタル印刷機”プライムファイア106”を紹介いたしました。
①部品展示コーナーには、FUJIFILM Dimatix社製のSAMBAテクノロジー・ドロップオンデマンド方式インクジェットヘッドと、枚葉オフセット印刷機で既に定評のあるスピードマスターXLの技術を継承した安定した用紙搬送を確実にするグリッパーを展示しました。
②プライムファイア106 VRシアターでは、展示会場に機械を持ち込むという従来の手法ではなく、お客様にVRゴーグルを装着してもらい、機械の内部からその特徴を説明していくというユニークな手法を採用しました。
ストーリーは、ハイデルベルグの本社工場ウィスロッホ-ヴァルドルフを訪れた訪問者が小さくなり用紙の上に乗って、”プライムファイア106スーパージャーニー”と名付けられた旅をしながらフィーダからデリバリまでプライムファイア106の内側から機械の説明を聞いていくというものです。VR映像の後には、既にユーザーとなっているドイツのカラードルック社の事例と、プライムファイア106に大きな期待をよせる日本の印刷会社様、株式会社共進ペイパー&パッケージ常務取締役ハコプレ事業部長の鍛治川和広様と、株式会社金羊社代表取締役社長の浅野晋作様の声をご紹介しました。
③印刷サンプルコーナーでは、その優れた見当性や色の美しさ、安定性をご確認いただくために、B1サイズの印刷サンプルを複数用意しました。
VRシアターは、連日満員が続き、会期中6日間とも、当初は予定していなかった回を追加しての対応となりました。会期中6日間を通して、1,734人のお客様がVRシアターでプライムファイア106を体験されました。
ハイデル・フォーラム21では、来日したデジタル部門の総責任者モンセラートが講演。印刷会社の顧客であるブランドオーナーの視点から、クライアントの販売とサプライチェーンの効率向上、安全へのニーズを満たすためにはデジタル印刷が不可欠、ニーズは多く存在することを説明しました。
続いて、そのブランドが求めるニーズに応えるためのデジタル印刷を実現するため、なぜプライムファイア106が最適であるのかを、①オフセット印刷で培ってきた信頼性の高いプラットフォーム、②ダイレクト印刷プロセス、③最高品質のインクジェットヘッド技術をもつ富士フイルムとのパートナーシップ、④ワークフローへの接続性、⑤安全な水性インク、⑥信頼のサポート体制、6つのポイントから解説しました。
同時に、既に導入されたお客様、ドイツのMPS社とカラードルック社、そして、ロンド社が、プライムファイア106の特徴を十二分に活かしている状況が報告されました。
プライムファイア106によって、印刷におけるマスカスタマイゼーションが、遂に現実のものとなりました。開発開始からわずか4年でシリアルプロダクションを可能にしたのは、ハイデルベルグ社の誇る機械・電子設計技術及びライノタイプヘルから引き継いだ世界最高のドット形成とカラーマネジメントの融合によるものです。
プリネクト生産システムへ、高度に統合されたプライムファイア106は、デジタル印刷のみならず今後パッケージ印刷のスタンダードとなる事でしょう。ハイデルベルグ・ジャパンは、プライムファイア106を始め、商業印刷向けデジタル印刷機バーサファイア、3Dオブジェクトへ印刷する4Dプリンティングシステム、オムニファイアと共に印刷業界に向けて、「インダストリアルデジタル生産」を実現してまいります。
デジタルマーケティング部 広報担当
Tel: 03-5715-7374
Tel: 03-5715-7390