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お客様事例

スピードマスターXL105ユーザー

株式会社 サンニチ印刷様

山梨県甲府市に本社を構える株式会社サンニチ印刷は、ハイデルベルグの菊全判8色両面兼用印刷機スピードマスターSM102-8-Pと菊全判5色片面印刷機スピードマスターCD102-5の2台を、1台の菊全寸のび判8色両面兼用印刷機スピードマスターXL105-8-Pに集約して、印刷品質の向上と同時に従来の生産性を大きく超えるパフォーマンスを達成しました。
このスピードマスターXL105で、生産工程全体の最適化によってリーン生産方式を実現し、企業価値を高めた同社の事例をご紹介します。

山日YBSグループの一翼を担う総合印刷会社

株式会社サンニチ印刷は山梨日日新聞社の印刷部門からスタートし、一般商業印刷、出版印刷、さらにはサイン事業、コンサルティング事業までビジネス領域を拡大してきた総合印刷会社です。創業は明治5年で、昭和42年に現在の社名である株式会社サンニチ印刷に改称しました。昭和57年から甲府市宮原町にある国母工場に生産設備を集約・拡充し、現在では広大な敷地に、複数棟の工場を有しています。そこにはB縦半裁オフ輪印刷機1台と4台のハイデルベルグ製枚葉オフセット印刷機を擁する印刷部門を中心に、企画デザインからプリプレス、印刷、製本、さらにはオンデマンド印刷、サイングラフィックスまで一貫した生産体制を構築しています。同社は山梨日日新聞、山梨放送と共に「山日YBSグループ」の一翼を担う総合印刷会社として、顧客企業の“Best Communication”Assistを実現しています。

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全メーカーの印刷機を徹底調査して、XL105両面兼用印刷機の導入を決断

同社は、関東地区ではじめてハイデルベルグの8色両面兼用印刷機を導入するなど、複数のハイデルベルグ社製印刷機を17年以上にわたって愛用してきました。今回の導入は、既存設備の一部である8色両面兼用印刷機SM102-8-Pと5色片面印刷機CD102-5の2台を1台のXL105-8-Pに集約して、生産性を拡充することが目的でした。
同社の生産二部長である中嶌寿氏は導入経緯について、次のように語っています。「2台を1台に集約することが目的でしたが、ご存知の通りSMとCDは性質の全くの違う印刷機です。薄紙と厚紙の仕事を本当に1台の印刷機に任せられるのか不安もあって、綿密な検証とシミュレーションを重ねました。その結果、オールマイティーなXL105なら夢でなく可能だと確信しました」

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実際、ハイデルベルグのプロジェクトチームによる検証作業は秒単位の細かさで行われました。ストップウォッチを片手に現場での作業実態を調査し、全く同じ仕事をXL105の8色両面兼用印刷機で行ったらどうなるかを、徹底的にシミュレーションして根拠を数値化しました。結論はフル稼働している2台の印刷機をXL105の8色両面兼用印刷機1台に入れ替えても、生産性は確実に上回るというものでした。それだけではありません。そこで減ったマンパワーをウィークポイントだった後工程に補充することで生産工程全体の最適化が図れ、トータルでの利益向上につながると分かったのです。こうしてハイデルベルグのXL105両面兼用印刷機の導入を決断した同社ですが、はじめからハイデルベルグありきではなかったと工務局長の輿水忠久氏は言います。「2台を1台に集約し生産性を拡充する。厳しい経済環境のなかで会社が生き残るためにはこれしかないと考えて、新しい設備を導入するわけですから、ありとあらゆるメーカーの機械を何年もかけて徹底的にテスト・検討しました。その結果、一番素晴らしい機械がハイデルベルグのXL105両面兼用印刷機だったということです。今は私たちの判断に間違いはなかったと自信を持って言えます」

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油性による両面印刷で高品質と高生産性を徹底追求するマイスター企業

日本国内では現在、一般商業印刷分野でUV印刷の導入がひとつの流れになっています。「キズやコスレが少ない」「乾燥待ち時間がない」などメリットも多く、同社でも当然検討の対象となりました。しかし結論は油性印刷でした。その理由について品質管理部課長の向山英樹氏は次のように断言します。「確かにUV印刷は、キズやヨゴレ、事故の防止に役立つでしょう。しかしUVを導入するのであれば、特殊原反への対応など付加価値を高める方向で考えてみたいというのが当社の姿勢です。私たちはこれまで湿し水やエッチ液、ローラなど、両面印刷機で品質を高めるために徹底した取り組みを進めてきました。水を絞ることについても同様です。それでもまだ、油性にはできることがあると考えています。今、当社にとって何がベストな選択なのか、さらに高い品質と生産性を油性印刷で極めたいというモノづくりへのこだわりもあって、今回は油性印刷を選択しました」。同社はすでに油性印刷で安定したカラーマネジメントを実現しています。あえて高価なUV印刷機を導入して、色味や艶感の相違を一から見直してゆくには手間と時間もかかります。キズやヨゴレによる事故率が極端に少なく、両面印刷で高い品質を達成していた同社ならではのマイスター精神による判断でした。もちろん、1枚当たりのコストはどうなるかなど、ランニングコストもシミュレーションした上でのシビアな選択でもありました。

油性による両面印刷で高品質と高生産性をマシンへの信頼感から生まれるゆとりがトラブルのない安定した生産を実現

導入して約1年、同社の確かな戦力となったXL105両面兼用印刷機について、中嶌部長は「キズ、コスレが極めて少ないマシンだ」と満足げに話しています。トラブルが少ないため、オペレーターも印刷機を信頼し、安心して仕事に取り組めます。この安心感が余裕となって、次のジョブに関しても、しっかりと頭に入れた上で作業を進められるようになりました。こうした信頼感がリスクヘッジにつながると喜んでいます。生産性についても、当初の期待以上の成果が上がっています。8色両面兼用印刷機XL105-8-Pの最高印刷速度は毎時15,000枚ですが、同社では常に毎時14,000枚以上での稼働を達成しています。印刷速度だけでなく、インテリスタートによって仕事替えの時間も大幅に短縮したそうです。インテリスタートとは、ジョブチェンジの手順を印刷機が判断して、オペレーターをナビゲートしてくれる最新の自動化機能です。用紙サイズや厚み、エアー量も次のジョブにあわせて自動的にセットされるため、オペレーターの作業負担は大きく軽減されました。

生産性をさらに高めるオプションの自動化装置

同社では、オプションで装備したXL105の自動化機能についても高く評価しています。同位相の全自動刷版交換装置オートプレートXLは、多色機には欠かせない機能とのこと。「8版同時に交換できるので、オペレーターの作業は刷版を置いて抜くだけで済む」と中嶌部長は話します。プリネクトインプレスコントロールは、印刷機の内部で色と見当を測定し自動調整するインライン自動品質管理システムです。分光測色技術を採用したハイデルベルグの品質管理装置を活用して、長年にわたって印刷物の品質保証に取り組んできた向山課長は、今回のシステムについて革命的だと次のように語っています。

「高速で刷っているときに、色や見当が変動すると損紙がとても多くなります。インプレスコントロールを使用すれば、毎時14,000枚で運転していても、常時監視して設定した範囲内に収まるように自動で修正してくれるので、そうした心配もありません。品質保証に必要な色の数値管理をインラインで行えるのは、まさに革命的ですね」。印刷機2台を1台に置き換えても、同社は生産量を落とすことなく、利益を確実に上積みしています。また全体最適によって、生産体制をトータルで強化することもできました。ハイデルベルグが提唱する「リーン生産方式」が、会社全体の利益向上に貢献することを、株式会社サンニチ印刷様が証明しています。

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【企業プロフィール】
株式会社サンニチ印刷
代表取締役: 櫻井純生
本社所在地: 〒400-8545 山梨県甲府市北口二丁目6番10号
事業内容:商業印刷、出版印刷、新聞印刷、商業印刷物の企画・編集・デザイン・撮影、サイン、Web、コンサルティング、土木・建築工事の設計・施工・監理など
URL: http://www.sannichi-p.co.jp/

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