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お客様事例

スピードマスターXL105ユーザー

東亜紙巧業 株式会社様

高級化粧品のパッケージには、キズひとつない最高レベルの印刷品質が求められます。
また厚みのある板紙といっても、パール紙や蒸着紙などとても繊細な用紙が多用されています。
こうした事情から両面印刷がなかなか進まなかったこの分野で、2台の印刷機を1台に集約し、
6色両面兼用印刷機スピードマスターXL105-6-PUVを導入することによって、品質と生産性を極限まで高めた印刷会社があります。
それが東京・板橋区に本社を構える東亜紙巧業株式会社です。
同社の果敢なチャレンジについてお伺いしました。

高級化粧品パッケージの製造を得意分野とする老舗企業

東亜紙巧業株式会社(代表取締役社長:神谷次彦氏)は、昭和19年の設立以来、高級化粧品パッケージを中心に、医薬健康品、食品・飲料、フィルム製品などの包装資材全般を製造し、大きく発展してきた老舗企業です。昭和40年代には他社に先駆けてUV印刷を確立し、近年では高感度UVインキを全面採用し環境負荷を低減するなど新技術の導入にも積極的です。東京都板橋区に本社・工場を構え、静岡県富士宮市と富士市にも3つの工場を擁しています。なかでも敷地面積22,470㎡、延床面積14,918㎡を誇る富士宮工場は、製版から印刷、加工、製函まで一貫した高度な生産体制を構築した主力工場で、資材搬入から出荷まで全工程を平屋建のフラットなフロアに配置するなど、工程数が多く複雑なパッケージ製造を徹底的に効率化して高い生産性を実現しています。また製紙産業が集中した富士市の隣という立地を活かして、紙のロジスティックスからトータルに考えるリーン生産方式を工場新設当初から導入。ジャストインタイムの生産体制で紙の在庫を最少限に抑えています。平成6年、東亜富士巧業株式会社に分社化された同工場は、まさにグループの中核を担う存在です。

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パール紙、蒸着紙など高級板紙のUV両面印刷にチャレンジ

少子高齢化による人口減少、デフレによる消費低迷など日本の経済環境は厳しさを増すばかりです。長期縮小傾向が続く印刷市場のなかでも、比較的影響が少ないと言われてきたパッケージ印刷市場ですが、包装資材は顧客企業の商品販売量に左右されるため、市場環境の悪化は業績そのものに直結します。同社においても「より良い品をより安く」という顧客ニーズに応え、海外を含む競合他社との競争に勝ち抜くために、生産性のさらなる向上と設備拡充に努めています。その一環として印刷部門では2012年3月、既存の片面印刷機2台(4色機/5色機)を1台に集約して生産性を高めるため、ハイデルベルグの6色両面兼用印刷機スピードマスターXL105-6-P UVを導入しました。背景にはパッケージの内側に絵柄を入れて開けたときの高級感を演出したり、あるいは能書を刷り込んでコスト削減を図るといった業界ニーズの新たな広がりがありました。印刷機の選定にあたっては複数のメーカーに声をかけ、実際に印刷テストを実施して各社の品質を確認しました。

一般的なコートボール紙だけでなく、パール紙や蒸着紙など高級紙器パッケージ用の板紙を両面印刷しても、キズが発生しないかどうかを入念にチェックしました。ブランドイメージを重視する高級化粧品業界では、微細なキズひとつ許されません。両面印刷の生産性を追求するあまり、品質を犠牲にしては意味がありません。こうした厳しい品質要求に応えた唯一の印刷機が、ハイデルベルグのスピードマスターXL105でした。同社の代表取締役社長である神谷次彦氏は、両面印刷機の導入について、次のように語っています。
「当社は20年前にも板紙の両面印刷にチャレンジしましたが、当時は満足した結果が得られませんでした。しかし最新の技術を満載したXL105は、内部搬送機構だけでなく、フィーダから最後のデリバリまで細部にわたって、キズの付かない完璧な用紙搬送を実現しています。当社にとって7年ぶりとなるハイデルベルグ機ですが、驚くほど進化していると感じました」同社では6色機の第2印刷ユニットと第3印刷ユニットの間に反転機構を装備し、ワンパスで2/4色の両面印刷が行えるようにしました。これは自社で手がけている仕事を細かく調べて、最終的に出した結論でした。

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2台の印刷機を1台に集約したことによる高い生産性の実現と、完璧とも言える品質を両立

XL105-6-PUVの導入によって、同社の生産性は飛躍的に向上しました。ワンパス両面印刷なら片面の2回通しと比べて予備紙や損紙が大幅に削減できます。また面倒な積み替えの手間と時間も必要ありません。後工程にも即座に回せるため、特に工程数が多いパッケージ印刷では短納期化に大きく貢献します。印刷スピードも以前と比べて1.5倍以上になりました。「2台の印刷機を1台に集約しても生産性は格段に向上した」と富士宮工場の印刷グループ 統括次長である朝日亘人氏は、次のように語っています。
「ワンパスによる生産性の向上はもちろんですが、インターデッキUV乾燥装置の効果や印刷スピードのアップによって全体で3割から4割、生産効率が上がりました」社内では両面印刷の場合「紙の不揃いによるトラブルが多いのでは」と不安視する声も聞かれましたが、検品をきちんと行っているため「見当ズレは一切発生していない」と富士宮工場長の伊藤博文氏は語っています。印刷機の選定で最も重視していたキズ付きの問題も「まったくない。むしろ以前の印刷機より良くなった」と高く評価しています。XL105-6-P UVによる完璧に近い刷り上がりは、同社の印刷品質を新たなステージへと押し上げたと言っても過言ではありません。

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グローバル化するパッケージ業界で顧客企業に確かな価値と満足を提供

日本のパッケージ印刷市場は、顧客企業の品質要求度が高いことで知られています。なかでも同社が得意とする高級化粧品分野は、世界トップクラスの品質が求められます。こうした厳しい市場環境のなかで、同社は高い技術力と充実した生産体制で競合他社に対する優位性を保ち続けています。神谷社長はパッケージ業界が抱える課題、そのなかで生き残るための施策について次のように語っています。「グローバルな市場にあって、当社の競合となる印刷会社は日本だけにとどまりません。海外を含め、あらゆる競合企業の先をゆく力を高めて、お客様に確かな価値と満足を提供できなければ生き残れないと考えています。購買意欲を喚起するパッケージの持つ広告効果は絶大なものがあると思います。当社はこれからも、ブランドイメージを高める提案を行い、今後もこれまでの経験を活かしながらお客様にご満足いただける製品を提供したいと思います。」あらゆる面で優位性を維持しながら、将来にわたってこのビジネスを成長させるために、同社は設備の見直しを常に積極的に進めています。その範囲は、プリプレス~プレス~ポストプレスと多岐にわたります。また、人材育成を経営方針の柱の一つにおき、ハイデルベルグのプリント・メディア・アカデミーに社員を参加させるなど、教育にも力を注いでいます。印刷機というハード面だけでなく、人材教育やメンテナンスなどソフト面においても、ハイデルベルグが支援しています。

【企業プロフィール】
東亜紙巧業株式会社
代表取締役: 神谷次彦
本社所在地: 〒173-0003 東京都板橋区加賀1-19-1
TEL: 03-5943-3901
URL: http://www.toasiko.co.jp/

富士宮工場(東亜富士巧業株式会社)
所在地 〒418-0007 静岡県富士宮市外神東町59
TEL: 0544-58-4121

事業内容: 高級パッケージ、包装資材類の印刷及び関連加工、生産

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