被印刷物、特に「紙」は印刷工程において伸びが発生し、絵柄の見当が合わないことがあります。
ハイデルベルグのプリネクト自動用紙伸び補正(Prinect Auto Paper Stretch Compensation、以下APSC)は”紙伸びの傾向”を計測し、刷版出力時(RIP)に適用することで、紙伸びが起きる状況下でもすばらしい見当性を実現します。
このツールは前もって用紙の伸びの傾向を計算し、絵柄を出力する際に自動的に補正をかけて出力します。この機能を使って出力された版によって、一枚目から正確な絵柄が印刷でき、刷版、準備時間、そしてヤレ紙の削減が可能となります。
プリネクト自動用紙伸び補正(APSC)は印刷機、用紙、インキ、印刷順序、用紙の紙目方向がつねに同じ条件のもとで印刷される仕事に適しています。
プリネクト自動用紙伸び補正(APSC)によって事前に色と見当精度が調整済みなので、オペレータの介入なしにPush to Stopが実行されます。
プリネクト自動用紙伸び補正(APSC)は、印刷機を人の介入なしに動かすための必須の要素です。例えば、手作業による見当調整や、印刷機上でのくわえ尻の調整などは必要がなくなります。
パッケージ、ラベル印刷は、用紙全体にわたりすべての製品が同じ品質でなければなりません。プリネクト自動用紙伸び補正(APSC)は前もって自動的に必要な伸びを計算します。
この機能により、人が介入することなく、用紙全体にわたりすべての製品が同じ品質を得られるようになります。つまり、不良品ゼロのパッケージ印刷を可能にします。