On the way to a Smart Print Shop.

スマートプリントショップに続く道

ハイデルベルグの“Push to Stop”は、印刷会社がこれまで到達できなかった高いレベルのパフォーマンスを目指す新しいコンセプトです。

必要な情報や作業がスマートに統合され、滞りなく進行する生産環境へ変貌することを狙いとしています。これは従来の印刷工程にとってパラダイムシフトと言えるものです。
新たな可能性を切り開くためには、既存の常識を覆す劇的な発想の変化が必要です。そうした考えのもと、ハイデルベルグは未来に向けて印刷のルールを再定義するためにこのコンセプトを掲げています。

今日までの印刷工程では、オペレータは数多くの作業をマニュアル操作により進めなければなりませんでした。しかし生産が自動的に、連続で進行していく将来のプロセスにおいて、オペレータの役割は必要な時に工程を止め、適切な処置を施すだけに変化します。
なぜなら統合されたネットワークと進化した自動化機能が、生産に必要な情報を自動的に収集、整理し、作業を実行することが可能となるからです。
「それは、高い生産性へのドアをひらくパラダイムシフトです。」と、枚葉印刷機のプロダクトマネジメント最高責任者であるライナ―・ボルフは語ります。

„Push to Stopは、高いレベルの自動化と標準化によってオフセット印刷機の完全自動運転を実現します。“

ライナー・ボルフ
Head of Product Management Sheetfed, Heidelberger Druckmaschinen AG

生産の自動化からスマートプロダクションへ

生産規模の大小を問わず、現在、多くの印刷ビジネスは総合設備効率(Overall Equipment Effectiveness)を最大化しているとは言い難い状況にあります。しかし効率化を追求し、OEEをさらに向上させることが、小ロット化が加速する現代の市場において、未来の成功を左右する極めて重要な要素であることも広く理解されています。

ハイデルベルグが実施した市場調査では、“OEEの平均はわずか25%”という驚きの結果が出ています。この数字には、数多くの印刷会社が抱えるジレンマがそのまま映し出されています。
いくら印刷機が早く動いても、どれだけ前準備時間が削減されても、生産の効率化は期待されたほど向上していないのです。なぜでしょうか?

ボルフが説明するように、印刷はいまだに工程自体の効率に依存しているだけでなく、オペレータの能力にも依存しているからです。
1台の印刷機で1時間あたり10ジョブをこなすのが、オペレータの業務量としては限界です。見方を変えると、オペレータが指示を出すまでの間は、印刷機は止まっているため、本来発揮できるはずのパフォーマンスは待機時間の分だけ制限されることとなります。

“さらなる自動化だけがこのギャップを埋める手段なのです。従って、私達はPush to Stopの発想にもとづき、工程全体でデジタル技術を活用することで、生産がオペレータにとってよりわかりやすく、かつ負担の少ないものにしました。そのため、現在オペレータは、印刷機の生産性に併走することが可能となり、印刷機が持つ本来のポテンシャルを活かすことができます。”と彼は続けます。

ナビゲート印刷と完全自動印刷

Push to Stopによって印刷機は、従来よりもさらに多くの情報を処理することが求められますが、この基礎となるのがさらなる進化を遂げたプリネクトワークフローです。

ナビゲート印刷と完全自動印刷、いずれの場合においても、ハイデルベルグ特許のソフトウェア「インテリスタート2」が最適な仕事替えの作業手順を示します。

ナビゲート印刷では、オペレータにひとつの仕事から次の仕事に移る際、どの作業がいつ必要かを自ら計算し、最善の方法をナビゲートします。一方、完全自動印刷では、印刷機はすべての印刷工程をオペレータに頼ることなく自動で行います。

印刷機の核となるのは、高性能な印刷機制御ステーションの「プリネクトプレスセンターXL2」で、それは人と機械の間をつなぐインターフェイスとなります。これによりオペレータの役割は細かな作業に従事することから、ナビゲート印刷や完全自動印刷の工程管理へと変わります。また制御ステーションに備えられたウォールスクリーンXLにより、オペレータは頻繁な仕事替えがあっても、全体の概要を把握でき、生産フローを完全にコントロールすることができます。

オペレータは、リアルタイムで印刷機の稼働状況を見ることができます。これに加え、インテリガイドの特長であるディスプレイタイムバーが、工程の中でどの切り替え作業が現在行われているか、どのくらいの時間がかかり、オペレータがいつ中断をしなければいけないか、(例えばインキ替えなど)を示します。必要な場合にはオペレータがジョブリストの中の仕事順をドラッグ&ドロップで変更することも可能です。この方法によって、最大30件までの仕事が自動でより早く、より柔軟に準備、実行されます。

10年で2倍の生産性という目標

高度な自動化と仕事の標準化のもと、Push to Stopはプリネクトワークフロー、プリネクトプレスセンターXL2、ウォールスクリーンXL、インテリスタート2、そしてプリネクトインプレスコントロール2によって、完全自動印刷を実現します。

Push to Stopの背後にあるフィロソフィーは、オフセット印刷が向かう未来、つまりデジタル管理をベースとした工業生産、もしくは自動生産を示しています。

“デジタル化は、人と機械をつなぐ優れたインターフェイスとインテリジェント・ネットワークを結びつけることによって、コスト効率、そして競争力において、全く新しい可能性を切り開きます。”

さらに、“すでに50%というOEEを達成している印刷会社も存在することは、私たちが、お客様の生産性を10年以内に2倍にするという目標が、決して夢物語ではないということを証明しています。”とボルフは語っています。

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