過去の経験にとらわれず、いまを読み、その先を予測し、印刷会社ができることのその先を目指している1995年創業の株式会社ジョーメイは、個の価値観が急速に広がり、クライアントの課題も多様化される中、クライアントにとって最適なコミュニケーションツールを印刷にという分野にとらわれず良いサービスを提供することで事業を拡大している。そのジョーメイが、内製化による工場の全体最適化への改革に取り組みだした。
同社が約20年使用してきた印刷機の入れ替えには生産性の向上とサポート体制、メンテナンスにかかる費用を削減することが大きな理由になったといいます。特に昨今では、多種多様でかつ小ロットの仕事にも柔軟に対応できる能力が大切で、1色/1色、2色/2色、4色、さらには特色への入れ替えなど、頻繁に行われる仕事の切り替えにかかる時間をいかにして短縮し、工場の生産性と利益を上げるかが経営の課題として重要になってきていると代表取締役社長の加藤雄也氏は述べています。
さらに、今回の設備投資に関して加藤社長は「今回は印刷機以外にも断裁機、折り機、中綴じ機も導入したが、それらの機械性能はもちろん、ハイデルベルグのサポート体制への信頼性、そして何よりも今回の導入が生産体制の流れを変えるきっかけとなることで、社員のモチベーションアップ、また結果として雇用を守り、会社が存続するための良い結果になることと確信している。」と、語っています。
長年使用した印刷機との入れ替えで2024年1月に導入された4色両面兼用機スピードマスターSX102Version 92の特長はその刷版サイズ650 x 940 mmにある。これにより印刷資材の高騰における刷版のコストメリットはかなり大きい。また印刷現場では、これまで平均6,000~7,000回転で生産していたが、SX102になってからは、1.5倍ほどまでに回転数を上げて生産できているという。今後、さらに経験値が上がることで、最高速度毎時14,000枚、色合わせなどの前準備時間の短縮や、以前の半分ほどまでになってきたというが、損紙の削減、ゆくゆくはワンマンオペレーションも見据えながら生産効率を上げていきたいと、倉元達男副工場長は述べています。
今回の設備投資は印刷機だけではない。印刷機に合わせ導入された断裁機、折り機、中綴じ機は、内製化することで外注費を抑えることが目的である。コスト削減はもとより、これにより同社が目指す、コミュニケーションカンパニーとして、クライアントへのアピールにもなる。外注先に依存することなく品質管理ができ、自社内で作業を行うことで、スピーディに対応することができる。さらには技術や知識が社内に蓄積され、将来的に企業としての信頼度や価値が上がる。
内製化について取締役生産本部長の藤田俊介氏は、内製化の取り組みはまだ始めたばかりで今後、継続して分析していく必要があるものの、軌道にのればメリットとして大きい。設備導入に伴い人員を増やすことなく生産が出来ていることは、会社として人材活用の効率が現時点でも上がっている。製造工程のボトルネックを無くし、外注費削減のコストメリットを確立することが長期的な課題でありチャレンジであると語っています。
昔ながらの職人技も、新しいテクノロジーも対等の表現技術と考え、お客様にあえて別のアプローチを提案していくというジョーメイのチャレンジは今回の設備投資にも表れている。
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